Search This Blog

Thursday, April 26, 2012

スーパーエイト / Super 8

★★

妻が見たいと言って買ったスーパー8のブルーレイ。この映画に関しては全く何の前知識も無いので、ディスクのパッケージも見ないで、久々にワクワクした気分で見てみた。

主人公の子供たちがなかなか素敵な演技。皆でフィルムを回しながらの映画撮影シーンなどなかなか秀逸。冒頭の派手な列車の衝突シーンでは貨物列車の貨車が派手に飛びすぎる嫌いがあるものの、何となくXファイル的な感じが。そういう映画ね、と少しずつ分かってきたけど、その未知の物体に関する情報が小出しで、ワクワク感が途切れずにどんどん映画は進行。こうやって映画が進行していくと時間を感じさせなくて良い。個人的には好きな感じのワクワク感とスピード感。スピルバーグの映画っていつもこういう感じだけど、飽きさせない何かがある。

結局、例の物体は何だったのか?そして例の生き物は何なのか?何となく分かってるが詳しくは良く分からない。それはさておき、グーニーズ以来の(あれも、スピルバーグか)子供たちが活躍する映画。時代設定そのままに何となく懐かしい気分で楽しめる映画でした。(SS)


製作: 2011年 アメリカ 111分
監督: JJ・エイブラムス / J.J. ABRAMS
製作: スティーブン・スピルバーグ / Steven SPIELBERG
出演: ジョエル・コートニー / Joel COURTNEY, エル・ファニング / Elle FANNING
ジャンル: SF, アドベンチャー, ファンタジー
鑑賞方法: Blu-ray


  

Wednesday, April 25, 2012

トーマス・クラウン・アフェアー / The Thomas Crown Affair

★★

スティーブ・マックイーン主演の「華麗なる賭け(1968)」を、ピアース・ブロスナン主演でリメイクした作品。やっぱりピアース・ブロスナンって何を演じてもピアース・ブロスナンな感じが抜けない。007だろうが金持ちだろうが貧乏だろうが全部ピアース・ブロスナンなのだ。しかし、今回のようなお金持ちの成功者で40過ぎてもまだ独身、みたいな役が似合うのは事実なわけで。

「華麗なる賭け」は見たことが無いので何とも言えないのだけど、こちらの作品はお金持ちで絵画泥棒で超モテる男と、レネ・ルッソ演じる保険調査員との、盗まれた絵画をめぐるサスペンスとかロマンスやらというお話。もう少し謎解きや駆け引きがあっても良いと思うのだが、それはあまり無し。そんなことより、南の島の別荘やブルガリの超高そうなネックレスなど華麗なシーンはそれなりに華があるので、そういうのを楽しめということかと思ったが、二人とも40過ぎてるし。

最後のシーンの山高帽の男達は誰?とかどうやって絵を盗んだ?とか、ヘリポートに呼ぶ必要無かったでしょ?とかそもそも絵を何で盗んだの?などなどいろいろ疑問はあるが、まぁトロピカルなカクテルでも飲みながらまったりと過ごす時間には丁度良い作品。(SS)


製作: 1999年 アメリカ 113分
監督:  ジョン・マクティアナン / John McTIERNAN
出演: ピアース・ブロスナン / Pierce BROSNAN, レネ・ルッソ / Rene RUSSO, 
ジャンル: サスペンス, 怪盗
鑑賞方法: Movie Plus


Wave music system III

サウンドドックシリーズIIシステム

Thursday, April 19, 2012

007 #21 カジノ・ロワイヤル / 007 #21 Casino Royle

★★★★☆

ダニエル・クレイグを6代目ジェームス・ボンドに据えた第1作目は007シリーズ通算21作目。本作では若き日のジェームス・ボンドが"00 (ダブルオー)"に昇格してからの活躍を描く。敵に撒かれたり、尾行してたつもりが背後を突かれたりとまだまだ青二才のボンドだが、前作までのピアース・ブロスナンや名優達が演じる過去の007とは一転して肉体派・胸毛無し・生傷だらけのボンドをダニエル・クレイグがしっかりと演じている。このダニエル・クレイグって男。最初はイマイチと思ったが見始めると結構格好良く見えてくる。

ボンドガールはフランス人顔のエヴァ・グリーン。作中で目回りメークが薄い彼女が映るシーンがあるが、個人的には濃いメークアップよりもそっちの顔の方が好き。ちなみに彼女は本当にフランス人だが、フランス語訛りを感じさせない英語が美しく、作中初登場のシーンにてボンドとの会話は本作でも秀逸のシーン。同じ会話でもタランティーノ作品のムダ話とは品が違う。ってか、あれはあれで大好きなんだけど。

ダブルオーになった後の初のミッションで見せるアクションの連続は圧巻。青い目のダニエル・クレイグには過去のジェームス・ボンドには無かった強靭で美しい肉体がある。もちろんアクションだけではなく、しっとりさせるシーンや、ニヤリとさせるジョークも小気味良く織り交ぜられた秀逸な作品。最後のセリフは無理矢理ぶっ込んだ感が否めないが、まぁお約束というところで。(SS)


製作: 2006年 イギリス 144分
監督:  マーティン・キャンベル / Martin CAMPBEL
製作: カラム・マクドゥガル / Callum McDOUGALL
出演: ダニエル・クレイグ / Daniel CRAIG, エヴァ・グリーン / Eva GREEN, ジュディ・デンチ / Judi DENCH, ジェフリー・ライト / Jeffrey WRIGHT
ジャンル: アクション, スパイ, サスペンス, 007
鑑賞方法: DVD, ブルーレイ


 

Wednesday, April 18, 2012

ツーリスト / The Tourist

★★☆☆☆

アンジョリーナ・ジョリーとジョニー・デップのアクション映画というかなんて言うか。とにかくユルイ。映画全体の空気感とかジョニー・デップの演技とかイタリア警察の統率のとれた動きとか、悪の軍団のボスが部下に手を掛けるシーンとか。演出なのかもしれないが、ジョニー・デップの演技もそう感じさせてる。

しかし、小1時間過ぎあたりから少し緊張感が出てくる。アンジョリーナの正体が分かってきたところから。だがそれも束の間でまたもやユルイ感じに戻る。そしてそのユルさから何となく結末が読めてくる。スコットランド・ヤードと悪の軍団のボスに殺されかけている主人公、という本来緊迫の最終シーンも何か緊張感が足りない。

このユルさのせいか見終わった後の不完全燃焼感は否めないが、結末も予想通りで映画楽しみましたー、っていう気持ちにはなること請け合い。ちなみにこの映画のジャンルはコメディ・サスペンスで良いかと思います。(SS)


製作: 2011年 アメリカ 103分
監督: フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク / Florian Henckel von Donnersmarck
出演: アンジェリーナ・ジョリー / Angelina JOLIE, ジョニー・デップ / Johnny DEPP
ジャンル: サスペンス, コメディ
鑑賞方法: ブルーレイ


 

007 #22 慰めの報酬 / 007 #22 Quantum of Solace

★★★☆☆

007は女王陛下のスパイなのか単なる人殺しなのか?。暴力と殺戮の嵐は前作とは比べ物にならない。007シリーズらしからぬジョークや遊び心も少ないストーリー。少々やり過ぎ感もあるが、前作で負ったキズが癒えない若きジェームス・ボンドの心象を代弁しているのだろう。しかし、本当は情報を聞き出さないと行けないのに、面と向かった瞬間に格闘スタート→相手が死亡ってなシーンが多い。本作品だけで一体何人逝ったことか。

ダニエル・クレイグが主演となってからの007シリーズは、これまでとは全く趣を変えてきた。前作もそうだが爆発するペンだとか、ワイヤーが仕込まれた腕時計だとかそんな感じの「スパイ小道具」は無し。とにかく肉体を駆使して暴れまくるのだがそのアクションシーンは見ていて爽快感がある。そしてラストシーンでは、一皮剥けた007がさらりと表現されている。

ダニエル・クレイグの007を2作品見た今改めて思うのは、彼の演じる最新のジェームス・ボンドが最高のジェームス・ボンドになりつつある、ということだ。(SS)


製作: 2009年 イギリス 106分
監督: マーク・フォースター / Marc FORSTER
製作: カラム・マクドゥガル / Callum McDOUGALL
出演: ダニエル・クレイグ / Daniel CRAIG, オルガ・キュリレンコ / Olga KURYLENKO, ジュディ・デンチ / Judi DENCH, ジェフリー・ライト / Jeffrey WRIGHT
ジャンル: アクション, スパイ, サスペンス, 007
鑑賞方法: ブルーレイ


 

アバター / Avatar

★★★★★

主演が誰でVFXだとかCGがどうのこうのとか、もうそんなのどうでも良いくらいの最高傑作(もちろん、それらも素晴らしいが)。最初は3D映画館で見たのだが、見終わったあと映画を見たと言うよりもスクリーンをとおして現実に存在する惑星で起こった出来事を見ちゃったという感じ。この感覚と衝撃はスターウォーズを初めて見た時のそれを遥かに凌ぐ。様々な映画のパクリが散りばめられてるという意見もあるが、マイク・ミズノ渾身のオマージュの数百倍は出来が良い。というか比べる相手じゃないか。なお、3D映像は素晴らしかったのだが、字幕は頂けない。というのも字幕も3Dなので目の前で主張しすぎてるのだ。この辺は改良してもらいたい。

地球から遠く離れた惑星パンドラを舞台とした人間と先住民であるナヴィとの争いが主なストーリーだが、ただ単に激しい争いを描くのではなく、ナヴィの人々の文化や生活様式を丁寧に表現してあり、あたかも現実に存在するかのような感じにさせる。人間がナヴィに英語を教えたので大体の人は話すというのは多少こじつけだがストーリー展開上は必要かなと。

戦いに勝利したナヴィが取り囲む中、最後に人間が地球に送還させられるシーンは少々チープな感じがしないでもないが、最後の1カットまで飽きさせずストレスフリーで見られる快作。いろいろ考えずにただアバターの世界にどっぷり浸かりたい。(SS)


製作: 2009年 アメリカ 162分
監督: ジェームズ・キャメロン / James CAMERON
出演: サム・ワーシントン / Sam WORTHINGTON, ゾーイ・サルダナ / Zoe SALDANA, シガーニー・ウィーバー / Sigourney WEAVER
ジャンル: アクション, SF, アドベンチャー
鑑賞方法: 映画館(3D), ブルーレイ


 

ソルト / Salt

★★☆☆☆

アンジョリーナ・ジョリー主演のスパイアクション。冒頭から最後までアクションシーンが連続するので視覚的にはなかなか楽しませてくれるが、肝心のストーリーが付いてこない。多分、原作は良いのだろうが脚本がイマイチなのかも。

何年もCIAの為に働いたスパイが何の大義で突然こういう行動を起こしているのか、背景は見えてるが説得力に乏しい。こういう「どんでん返し」を期待させる映画って最後にチープ&イージーな結末を迎える事が多いが、この作品もご多分に漏れず。キウェテル・イジョフォー演じるCIAが最後にそれをやっちまってるのだが、しかし続編の伏線だけはしっかり貼ってるようで。

とは言いつつ、アンジョリーナ・ジョリーのアクションシーンは結構楽しめます。ジェイソン・ボーンのような育てられた殺人マシーンのようなスパイが大暴れ的な映画がお好きな方にはオススメ。(SS)


製作: 2010年 アメリカ 104分
監督: フィリップ・ノイス / Phillip NOYCE
出演: アンジェリーナ・ジョリー / Angelina JOLIE, リーヴ・シュレイバー / Liev SCHREIBER, キウェテル・イジョフォー / Chiwetel EJOFOR
ジャンル: アクション, サスペンス, スパイ, CIA
鑑賞方法: ブルーレイ