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Saturday, June 23, 2012

不毛地帯 (4/4)


日本帰任 〜 石油エネルギー 編
 第14話 百億の賭け
 第15話 邪魔者は消えろ!
 第16話 地獄からの招待状
 第17話 暗号と密約
 第18話 汚れた英雄
 第19話 約束の地



★★★ 知識も経験の無い弱小の近畿商事が挑むには余りにも過酷な世界、それがエネルギービジネス。生き馬の目を抜くこの世界でまたも鮫島が暗躍するが、壹岐も負けてはいない。舞台は日本から中東、パリ。そして、壹岐が地獄を経験した地であるソ連へと移っていく。このエネルギー争奪戦争で竹野内豊演じる兵藤が壹岐の右腕として獅子奮迅の活躍をみせる。

これまでのエピソードが霞んで見え、全て本編のための前置きと思わせる程の完成度。エネルギー資源獲得競争を舞台とした本編は非常に面白く痛快だ。石油公社総裁の貝塚との因縁、商社連合との闘い、石油工区開発権入札を巡る熾烈を極める情報戦。鮫島の攻撃も度を越したレベルに到達し、一時も目を話せないとはこの事だ。一方、壹岐が入社当初に繊維部でイジメまくった石原が再登場する辺りなど思わず笑わずにはいられない。

終始一貫して名優ぶりを遺憾なく発揮した原田芳雄演じる大門社長の大決断。シベリア抑留関連や秋津千里とのサブストーリー。そして最後に再び訪れる彼の地。長編ドラマの最後を飾るに相応しいエピソード。(SS)


製作: 2009年 日本
監督: 
製作:
出演: 唐沢寿明 / Toshiaki KARASAWA, 和久井映見 / Emi WAKUI, 遠藤憲一 / Kenichi ENDO, 岸部一徳 / Ittoku KISHIBE, 原田芳雄 / Yoshio HARADA, 竹野内豊 / Yutaka TAKENOUCHI, 橋爪功 / Isao HASHIZUMEニコラス・ペタス / Nicholas PETTAS, 中原丈雄 / Takeo NAKAHARA, 多部未華子 / Mikako TABE, 斎藤工 / Takumi SAITO, 柳葉敏郎 / Toshirou YANAGIBA, 段田安則 / Yasunori DANDA, 佐々木蔵之介 / Kuranosuke SASAKI, 小雪 / Koyuki, 伊東四朗 / Shirou ITOH, 江守徹 / Toru EMORI, 阿部サダヲ / Sadao ABE, 天海祐希 / Yuki AMAMI, 石橋蓮司 / Renji ISHIBASHI, 品川徹 / Toru SHINAGAWA, 松重豊 / Yutaka MATSUSHIGE
ジャンル: TV, サスペンス
鑑賞方法: DVD


 

不毛地帯 (3/4)


アメリカ赴任 〜 自動車産業 後編
 第9話 悲しい女
 第10話 恋と野望
 第11話 嫉妬に殺される男
 第12話 裏切りの極秘調査
 第13話 喰うか喰われるか




★★☆ アメリカ近畿商事社長として赴任した壹岐は、日本の自動車産業への外資参入というビジネスを舞台に闘うことに。米国自動車産業界ビッグ3の一角フォーク社と交渉が進むにつれ社内における里井副社長との確執は激しさを増しもはや血みどろの闘争劇となってきた。そして壹岐に対する嫉妬かライバル心らか、人格が変わったのではと思えるほど変貌した里井はフォーク社との交渉窓口を壹岐から奪い暴走を始める。こうした近畿商事の内部抗争を横目に鮫島は一見鳴りを潜めたように見えたが、里井の交渉も大詰めの終盤に来て鮫島の逆襲が始まった。

本編から次編に掛け里井と壹岐の社内闘争は思わぬ形で一先ず休戦に入り、物語は新たな展開に移る。兎にも角にもこの時代のビジネスマンは会社のために国のために社会のために猛烈に働いていたんだなと改めて思う。ストーリーに関係のないところだが、妙な存在感を発揮している家政婦のはるさんと鮫島の妻が少々面倒。(SS)


製作: 2009年 日本
監督: 
製作:
出演: 唐沢寿明 / Toshiaki KARASAWA, 和久井映見 / Emi WAKUI, 遠藤憲一 / Kenichi ENDO, 岸部一徳 / Ittoku KISHIBE, 原田芳雄 / Yoshio HARADA, 竹野内豊 / Yutaka TAKENOUCHI, 橋爪功 / Isao HASHIZUMEニコラス・ペタス / Nicholas PETTAS, 中原丈雄 / Takeo NAKAHARA, 多部未華子 / Mikako TABE, 斎藤工 / Takumi SAITO, 柳葉敏郎 / Toshirou YANAGIBA, 段田安則 / Yasunori DANDA, 佐々木蔵之介 / Kuranosuke SASAKI, 小雪 / Koyuki, 伊東四朗 / Shirou ITOH, 江守徹 / Toru EMORI, 阿部サダヲ / Sadao ABE, 天海祐希 / Yuki AMAMI, 石橋蓮司 / Renji ISHIBASHI, 品川徹 / Toru SHINAGAWA, 松重豊 / Yutaka MATSUSHIGE
ジャンル: TV, サスペンス
鑑賞方法: DVD


 

Friday, June 22, 2012

不毛地帯 (2/4)


中東情勢 〜 自動車産業 前編
 第5話 戦争と3人の女
 第6話 決戦
 第7話 妻との誓い
 第8話 愛妻の死!





★★☆ 泥沼の戦闘機選定戦争の後、鉄鋼部長として鉄鋼部門の立て直しなどを経て7年後、壹岐は近畿商事の常務取締役として会社の経営戦略を立てる業務本部長となった一方、近畿商事社内にはわずか入社7年で常務となった壹岐を妬む空気が里井副社長を筆頭に渦巻いていた。そんな中、第3時中東戦争勃発の危機が迫っていた。戦争の開始は同時にスエズ運河の封鎖と運輸コストやすず・ゴムなどの価格高騰を意味する。戦争は始まるのか否か?短期決戦か長期化か?近畿商事にとって重要な判断が壹岐に求められていた。

冒頭から前エピソードを遥かに凌ぐ面白さ。壹岐以下モーレツ商社マンの中東情勢・東南アジア貿易を舞台にした活躍と、壹岐への社内圧力や鮫島との闘争がバランスよく纏められてストーリーが疾走する。一方、小雪演じる秋津中将の娘、千里のサブストーリーは全く違う温度感に少々違和感を感じるが、これはこれでいいのだろう。自動車産業を舞台にした幕は尻切れ気味のため不完全燃焼感が拭えない。(SS)


製作: 2009年 日本
監督: 
製作:
出演: 唐沢寿明 / Toshiaki KARASAWA, 和久井映見 / Emi WAKUI, 遠藤憲一 / Kenichi ENDO, 岸部一徳 / Ittoku KISHIBE, 原田芳雄 / Yoshio HARADA, 竹野内豊 / Yutaka TAKENOUCHI, 橋爪功 / Isao HASHIZUMEニコラス・ペタス / Nicholas PETTAS, 中原丈雄 / Takeo NAKAHARA, 多部未華子 / Mikako TABE, 斎藤工 / Takumi SAITO, 柳葉敏郎 / Toshirou YANAGIBA, 段田安則 / Yasunori DANDA, 佐々木蔵之介 / Kuranosuke SASAKI, 小雪 / Koyuki, 伊東四朗 / Shirou ITOH, 江守徹 / Toru EMORI, 阿部サダヲ / Sadao ABE, 天海祐希 / Yuki AMAMI, 石橋蓮司 / Renji ISHIBASHI, 品川徹 / Toru SHINAGAWA, 松重豊 / Yutaka MATSUSHIGE
ジャンル: TV, サスペンス
鑑賞方法: DVD


 

Thursday, June 21, 2012

不毛地帯 (1/4)



小説『不毛地帯』を原作とした唐沢寿明主演のTVドラマ。本作はフジテレビ製作の全19話からなる長編作品。舞台は終戦後から高度成長期にかけての日本。陸軍士官学校および大学校を経て大本営参謀とエリート軍人の道を歩いた主人公の壹岐(いき)。11年という長く苦しいシベリア抑留を経て再び祖国の地を踏んだ壹岐は総合商社に入社し、戦闘機・鉄鋼・自動車・エネルギーという経済戦争を舞台に再び世界で闘う。

戦後高度成長期の商社マンを主人公としたストーリーは、非常に重厚で熱く、笑いもジョークも無い硬派なドラマ。演じる俳優陣もストーリーに負けない熱い演技で魅せる。だいぶ前になるが、唐沢寿明の舞台をテレビで観たことがある。演目は失念したがその演技の迫力に驚き、舞台に全く興味の無い私が釘付けになったのを覚えている。本作においても原田芳雄、岸部一徳など並み居るベテラン俳優陣に決して劣らない、圧倒的な演技力を見せている。なお、同じく舞台出身者の阿部サダヲも出演しているがこちらはどうだろう。とにかく大袈裟過ぎる演技とこれまた演技じみた小股走りが目に痛い。

ところで『これは架空の物語である。過去、あるいは現在においてたまたま実在する人物、団体、出来事と類似していてもそれは偶然にすぎない』という冒頭の一文が非常にシラける。文自体もおかしいが、似せた名を付けながら偶然と言い張るとは最近の中国のコピー商品のようだ。五菱商事は三菱商事、丸藤商事は丸紅商事など誰でも分かるし、カプシ・コーラやラッキードなどもはや『おフザケ』の領域。また、フィクションを加えているものの、壹岐のモデルは実在する人物であることはよもや周知の事実であり、開口一番の一文がむしろ重厚さを削ぎ落としているのが残念。(SS)



終戦 〜 シベリア抑留 〜 次期国防戦闘機選定 編
 第1話 物語
 第2話 黒い頭脳戦
 第3話 妻と娘の涙
 第4話 俺が殺した





★★★ マイナス40℃の凍てつくシベリアの大地はまさに『不毛地帯』と呼ぶに相応しい。そしてここから本作のストーリーが始まる。11年の長きに渡るシベリア強制労働の後に帰国。その後の2年を他の帰還者の就職支援と静養に当てていた壹岐だが、近畿商事社長の大門の再三の要請により同社へ再就職を決める。軍人経験しか無い壹岐は当初戸惑うものの、岸部一徳演じる東京支社長の里井のもと、次期国防戦闘機選定交渉の担当に配置されてからは水を得た魚のように活躍を見せる。しかし、ライバルである東京商事の鮫島は政治家への働きかけやマスコミ・情報リークに賄賂に女と、ありとあらゆる手を尽くして近畿商事を攻め上げ、泥沼の次期戦闘機争奪戦が繰り広げられる。

冒頭から戦闘機選定に至るまで4作で計200分近くあるが、それを感じさせないスピード感。シベリア抑留のシーンは重く辛いものだが、回想シーンなど幾つかに分割されて配置しており、テレビらしい飽きさせない工夫が見やすい。里井と遠藤憲一演じる東京商事の鮫島が長く続く壹岐の闘いのライバルである。(SS)


製作: 2009年 日本
監督: 
製作:
出演: 唐沢寿明 / Toshiaki KARASAWA, 和久井映見 / Emi WAKUI, 遠藤憲一 / Kenichi ENDO, 岸部一徳 / Ittoku KISHIBE, 原田芳雄 / Yoshio HARADA, 竹野内豊 / Yutaka TAKENOUCHI, 橋爪功 / Isao HASHIZUMEニコラス・ペタス / Nicholas PETTAS, 中原丈雄 / Takeo NAKAHARA, 多部未華子 / Mikako TABE, 斎藤工 / Takumi SAITO, 柳葉敏郎 / Toshirou YANAGIBA, 段田安則 / Yasunori DANDA, 佐々木蔵之介 / Kuranosuke SASAKI, 小雪 / Koyuki, 伊東四朗 / Shirou ITOH, 江守徹 / Toru EMORI, 阿部サダヲ / Sadao ABE, 天海祐希 / Yuki AMAMI, 石橋蓮司 / Renji ISHIBASHI, 品川徹 / Toru SHINAGAWA, 松重豊 / Yutaka MATSUSHIGE
ジャンル: TV, サスペンス
鑑賞方法: DVD