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Monday, January 27, 2014

外事警察 その男に騙されるな (映画) / Black Dawn (film)



麻生幾の小説「外事警察 CODE:ジャスミン」を原作とした、NHK制作のTVドラマ「外事警察」の大ヒットを受けて制作された劇場公開版。TV版に引き続き主演は渡部篤郎、新たな共演にはキム・ガンウや真木よう子など。

3.11大震災の混乱の中、被災した東北地方の大学研究施設で原子力関連の極秘データを内包したハードディスクが何者かに盗まれた。その5ヶ月後朝鮮半島の「ある国」から濃縮ウランが日本へ持ち込まれたとの情報がCIAよりもたらされた。盗まれたデータと濃縮ウランで製造できるものはただ1つ。日本における核テロの脅威が現実味を帯びる最中、住本班は5年前に韓国から来日し、日本人女性と結婚して日本国籍を取得した奥田正秀を徹底的に監視していた。住本は奥田の妻である果織に近づき、協力者として取り込むべく工作活動を開始した矢先、住本が何者かに襲われてしまう…。

TV版と劇場版ではストーリーが異なるので一概に比較は出来ないが、本作の魅力は尾行、張り込みや民間人を協力者として取り込む活動など、映像的には地味だがしかしリアルで緊張感のある工作活動に加え、「公安の魔物」と呼ばれる住本のダークな存在感と相手を容赦なく陥れる冷徹なキャラクター、つまり派手な銃撃戦や大量火薬を使用したシーンなどでは決して無いのだが、劇場版ではそうしたミーハー的な要素が多く織り込まれており、本来の「外事警察」が持つ魅力を半減させているような気がする。とは言っても、もちろん劇場版から見始める人もいる訳で、この辺のバランスは難しいところだろうが、それを差し引いても、ラストの山場における爆弾解除シーンには少々白けてしまった。(SS)

製作: 2012年 日本 128分
原作: 麻生幾「外事警察 CODE:ジャスミン」
監督: 堀切園健太郎 / Kentaro HORIKIRIZONO
出演: 渡部篤郎 / Atsurou WATABE, 尾野真千子 / Machiko ONO, 真木よう子 / Yoko MAKI, 遠藤憲一 / Kenichi ENDO, 余貴美子 / Kimiko YO, 石橋凌 / Ryo ISHIBASHI, 北見敏之 / Toshiyuki KITAMI, 滝藤賢一 / Kenichi TAKITO, 渋川清彦 / Kiyohiko SHIBUKAWA, キム・ガンウ / Kang Woo KIM, イム・ヒョンジュ / Hyung Joo LI, 田中泯 / Min TANAKA
ジャンル: サスペンス
鑑賞方法: DVD

Sunday, January 26, 2014

外事警察 (TV)

★★

麻生幾著「外事警察」を原作としたNHK渾身のドラマ。NHK製作のドラマは秀逸な作品が多く、本作もTV公開当初より話題となり映画化も果たした。外事警察とは公安警察に所属する、外国の諜報機関による諜報活動や対テロリズム捜査の精鋭部隊である。

決して世の中に知られることのない対国際テロ捜査活動を行う部隊「警視庁公安部外事課」。秘密捜査班のリーダーである住本健司の元へ国際テロリスト「フィッシュ」の潜伏情報がもたらされた。各国の首脳が出席する「対テロ国際会議」の開催を間近に控えいる最中、住本は「フィッシュ」と繋がっていると疑われるある国の外交官の監視を続けていた。外交官を追い込むことで自らの協力者になるよう工作活動を進める住本。しかし、そんな住本の目の前で不測の事態が発生する…。

作中では外事警察によるテロリストの監視活動や協力者の獲得プロセスなどが事細かく描写されており、原作の完成度の高さが伺える。諜報活動のためなら手段を選ばない冷徹な住本を演じる渡部篤郎はハマり役。石橋凌や遠藤憲一とは違う、陰のある捜査官を見事に演じている。もう一人のハマり役は余貴美子演じる内閣官房長官。政治家としての欲望が丸出しでかつ、臭いものは触りたくないという、醜悪な雰囲気が漂う女性政治家を顔と態度で見事に演じきっている。

一般人である我々が普段ほとんど目にすることの無い公安警察の実態に光を当てた骨太な原作が元だけに、本作もNHKらしい重厚な作品に仕上がった。丁寧な散りばめられた伏線をきっちりと回収してなお、最後の最後に"どんでん返し"的なトリックが仕込まれた秀逸な脚本に脱帽。(SS)

製作: 2009年 日本
原作: 麻生幾「外事警察」
出演: 渡部篤郎 / Atsurou WATABE, 石田ゆり子 / Yuriko ISHIDA, 尾野真千子 / Machiko ONO, 遠藤憲一 / Kenichi ENDO, 余貴美子 / Kimiko YO, 石橋凌 / Ryo ISHIBASHI, 片岡礼子 / Reiko KATAOKA, 北見敏之 / Toshiyuki KITAMI, 滝藤賢一 / Kenichi TAKITO, 渋川清彦 / Kiyohiko SHIBUKAWA, 平岳大 / Takehiro HIRA, イアン・ムーア / Ian MOORE, アラン・ロワ / Alain ROY
ジャンル: TV, サスペンス
鑑賞方法: DVD
エピソード: 
 第1話 「テロリスト潜入!」
 第2話 「協力者」
 第3話 「囮(おとり)」
 第4話 「裏切り」
 第5話 「突入」
 第6話 「その男に騙されるな」

Saturday, January 25, 2014

プラチナデータ (映画) / Platina Data (film)



いきなりだがプラチナデータを正しく英語記述すると、Platinum Dataとなるが、ここはパッケージ表記に従って、Platina Dataとしておく。また、何を意識したのか、作中におけるテロップや字幕スーパーの英語表記がかなりメチャクチャなのも、本作の突っ込みどころだが、それはそれでWikipediaにてしっかりと総ツッコミを受けているようなので、ここでは割愛する。ということで、東野圭吾の同名ベストセラー小説を原作とした本作は、主演が二宮和也という「ジャニタレ」を担いでいるため、それほど興味を持たなかったのだが、何しろストーリーが面白そうなので鑑賞してみることにした。共演には豊川悦司や鈴木保奈美など。

政府は全国民のDNAデータ "プラチナデータ" を極秘裏に収集、事件捜査に活用していた。この画期的なDNA捜査システムを開発したのは、警察庁の転載科学者である神楽(二宮)。そんな中、猟奇連続殺人事件が発生。現場に残されたDNAを解析したところ、システムが導き出した犯人は神楽自身だった。同じ頃、現場叩き上げの敏腕刑事、浅間(豊川)は現場の防犯カメラに残された映像から、神楽を犯人と睨んで行動を開始していた…。

陳腐な英語テロップでまず白けた。何を意識したのか不明だが、少なくとも日本語版作品なら英語テロップは不要だろう。また、二宮の演技が残念。叫び声を上げるシーンでは思わず笑ってしまった。見た目は「天才科学者」風情が出ているのだが、軽いアクションも交じる後半の逃亡シーンにおいては少々迫力が欠ける。2時間ドラマでよくある「一見関係なさそうな役だけど、有名俳優が演じていると急に怪しい人に見える」というアレだが、本作では鈴木保奈美がソレ。(SS)


製作: 2013年 日本 136分
監督: 大友啓史 / Keishi OTOMO
製作: 
出演: 二宮和也 / Kazuya NINOMIYA, 豊川悦司 / Etsushi TOYOKAWA, 鈴木保奈美 / Honami SUZUKI, 生瀬勝久 / Katsuhisa NAMASE, 杏 / An, 水原希子 / Kiko MIZUHARA, 遠藤要 / Kaname ENDO, 中村育二 / Ikuji NAKAMURA 
ジャンル: サスペンス, ミステリー
鑑賞方法: Blu-ray

Thursday, January 23, 2014

半沢直樹 / Hanzawa Naoki



池井戸潤による小説「半沢直樹シリーズ」を原作としたTBSによるテレビドラマ作品。実際の放送時には妻が見るよう勧めてくれたのだが、既に初回を見逃していたことや、毎回1週間も待つのが嫌で、ジっとDVDが発売されるのを待つこと数ヶ月。その間驚異的な視聴率や、流行語大賞になった「やられたらやり返す!倍返しだ!」など、この手の話題をかっさらっていたので、いよいよ原作小説でも読もうかと思ったのだが、経験則からいうと小説は実写よりも面白いというのが定説のためこちらも我慢。年が明けてやっと観ることができた。主演は堺雅人。ドラマは『オレたちバブル入行組』を原作とした大阪西支店編と『オレたち花のバブル組』を原作とする東京本店編に2部構成となっている。

半沢直樹(堺雅人)は入行式の席で、同期の渡真利(及川光博)に「銀行でなにをやりたい?」と問われ「俺は上を目指す」と言い放つ。半沢には上を目指さなければならない理由があった。半沢の父が経営するネジ工場の経営が傾いた際、メインバンクであった産業中央銀行は融資を引き上げてしまい父が自殺してしまったのだ。父の仇を取るために半沢は産業中央銀行に入行する。その後産業中央銀行は東京第一銀行と合併し、世界第3位のメガバンクである東京中央銀行となったが、深層では旧東京第一派と旧産業中央派の醜い派閥争いが繰り広げられていた。そんななか半沢は大阪西支店融資課長としてその腕を振るっていたが、支店長の浅野(石丸幹二)より、これまで全く取引のなかった西大阪スチールへの5億の融資話を持ちかけられる。融資は半沢の審査を経ること無く浅野の独断によって実行されたが、そんな折西大阪スチールの粉飾決算が発覚する…。

一言でいえば「爽快」。現代劇だが水戸黄門や大岡越前などの名作時代劇にも通づる分かりやすい敵味方の構図。立場の弱い下位の者が上位を討つ、という日本人にウケの良い脚本。上司に大して啖呵を飛ばして大見得を切るという、サラリーマンなら誰もが思いつつなかなか出来ないある種の夢を正々堂々とやってしまう半沢。そして最後はやり過ぎのハッピーエンド。経済ドラマという体だが、その実は赤穂浪士のような敵討+人間ドラマと言っていい。ストーリーもさることながら、石丸幹二、片岡愛之助や滝藤賢一など、脇役陣の演技も秀逸。特にのファーストクラスは緋田康人と香川照之。イヤらしく汚い銀行上層部の人間を演じる緋田は、もう観ているだけで胸クソが悪くなるほどの演技。香川照之にいたっては、もはやコロッケを超えた「顔芸」。目と頬の筋肉だけで役の心の中を演じている。そして半沢との最後の対峙はまさに驚愕の演技で目が話せない。なお、最初に「爽快」と書いたが、それはラストシーンの5分前までである。その後のラストシーンは賛否両論だろうが、次回作を如実に匂わせるもので、TVらしいといえばそれまでかもしれない。(SS)


製作: 2013年 日本
製作: TBS 
原作: 池井戸潤『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』
出演: 堺雅人 / Masato SAKAI, 上戸彩 / Aya UETO, 及川光博 / Mitsuhiro OIKAWA, 笑福亭鶴瓶 / Tsurube SHOUHUKUTEI, 北大路欣也 / Kinya KITAOUJI, 香川照之 / Teruyuki KAGAWA, 片岡愛之助 / Ainosuke KATAOKA, 滝藤賢一 / Kenichi TAKITO, 宮川一朗太 / Ichirouta MIYAGAWA, モロ師岡 / Moro MOROOKA, 森田順平 / junpei MORITA, 岡田浩暉 / Koki OKADA, 須田邦裕 / Kunihiro SUDA, 緋田康人 / Yasuhito HIDA, 壇蜜 / Danmitsu, 宇梶剛士 / Tsuyoshi UKAJI, 赤井英和 / Hidekazu AKAI, 石丸幹二 / Kanji ISHIMARU, 倍賞美津子 / Mitsuko BAISHO, 駿河太郎 / Taro SURUGA,  吉田鋼太郎 / Kotaro YOSHIDA,
ジャンル: ドラマ, TV
鑑賞方法: DVD
エピソード:
 第1話「やられたら倍返し! 悪い上司に立ち向かうニューヒーロー誕生!! 5億を取り戻せるか?社宅での妻たちの戦い出世か?友情か?」
 第2話「上司の濡れ衣を振り払え!悪者に倍返し」
 第3話「クソ上司に倍返し!部下のピンチを救えるか!? 裏切り者も出現」
 第4話「10倍返しなるか!上司と部下の裏切り」
 第5話「半沢が出向に…!? 生き残りをかけた戦」
 第6話「5億から120億!東京で倍返しなるか 本店に異動した半沢は巨大な敵と戦う!!」
 第7話「半沢が土下座する!絶体絶命の大ピンチ」
 第8話「強敵ライバル登場! 負ければ出向の危機」
 第9話「最終決戦!〜出向をかけた金融庁検査!!」
 最終話「100倍返しなるか 最後に土下座するのは誰だ!〜衝撃の結末!!友情か?裏切りか?」

Monday, December 9, 2013

カラスの親指

★☆

最近仕事が忙しく全く映画を見てないのだが、たまたま午前中で仕事のケリがついたため、半年振りくらいに映画を観ることにした。いろいろ撮り貯めした作品の中から、本作を選んだ理由は他愛の無いものだが、ジャケットをふと見た時に、カラスの親指という意味ありげなタイトルと、村上ショージの満面の笑顔と、テルマエ・ロマエなどここ最近ヒット作に恵まれている阿部寛主演と云うことであったためである。他の出演者は能年玲奈、石原さとみ、小柳友、鶴見辰吾など。村上ショージ繋がりという訳では無いだろうが、多数の芸人が出演しているのは何故だろうか…。

サラリーマン時代に友人の連帯保証人になったばかりに経験した悲しい事件が切っ掛けでサギ師になった阿部寛演じるタケさんと、デコボコながらもコンビを組む村上ショージ演じるテツさんの二人は、競馬場や質屋で小さな詐欺を働いては、小銭を稼いていたのだが、ある日、スリに失敗したある小娘を同業者のよしみで助けてしまったことをきっかけに生活が一変。次々と起きる不穏な事件やタケさんの過去に起こした事件も絡みつつ、彼らは一世一代の大勝負へと巻き込まれてゆく…。

本作はシベリア超特急と同じような、作品の最後にネタが明かされる『大どんでん返し系』の作品である。それが故に、ネタバレはあまり書けないのだが、この手の作品には良くある『大どんでん返し』の伏線が散りばめつつ物語は展開していく。しかし、作品全体の流れの中で、突然違和感のある画面構図が出てきたり、特徴的な出演者などにより、勘の良い人ならその伏線に気付いてしまうはず。そして、最後の大勝負の詐欺ロジックは稚拙であり、迫力不足は否めないところ。ただのハッピーエンドでは終わらせないのが本作の良いところだが、詐欺のロジックはもう一つも二つも捻るべきで、160分という上映時間が数字よりも長く感じてしまった。(SS)


製作: 2012年 日本 160分
監督: 伊藤匡史 / Tadafumi ITO
製作: 
出演: 阿部寛 / Hiroshi ABE, 村上ショージ / Shoji MURAKAMI, 能年玲奈 / Rena NOUNEN, 石原さとみ / Satomi ISHIHARA, 小柳友 / Yu KOYANAGI, 鶴見辰吾 / Shingo TSURUMI, ベンガル / Bengaru, 上田耕一 / Koichi UEDA
ジャンル: サスペンス, コメディ
鑑賞方法: DVD

Monday, May 13, 2013

免許がない!



運転免許取得のために、撮影中の映画を中断して合宿教習所に通い始めた映画スターの悪戦苦闘ぶりを描いた本作は、ハードボイルドな2枚目役が良く似合う舘ひろしを主演に迎えつつコメディー色を強めに描き、大ヒットとなった作品。

人気映画スターの南条弘には一つだけ悩みがあった。それは免許がないということ。ある日の撮影で共演の女優に知られてしまったことから、南条は心機一転、合宿免許取得コースに入ることになった。ボロボロの教習所合宿所で自らの身分を隠し、本名の『南すすむ』で受講を開始するも、おじさん扱いをされ周囲の若者たちから浮いた存在となってしまう南条。そして迎えた初めての教習所内走行では派手な追い越しをやってのけ、教官にこっぴどく怒られてしまう…。

脚本自体が持つ面白さが特に秀逸で、これなら舘ひろしでも誰でも人を笑わせることが出来る。運転免許の取得という、恐らく殆どの人が経験したことがベースとなっているためか、一つ一つの笑いに共感できるのがいいところ。元AV女優の墨田ユキ演じるセクシー教官と懐かしのメロン組演じる女達のセクシーな色仕掛けが少々度を越しているが、全体的に過不足なくまとめられた質の良いコメディ作品。(SS)


製作: 1994年 日本 102分
監督: 明石知幸 / Tomoyuki AKAISHI
製作: 
出演: 舘ひろし / Hiroshi TACHI, 片岡鶴太郎 / Tsurutaro KATAOKA, 墨田ユキ / Yuki SUMIDA, 西岡徳馬 / Tokuma NISHIOKA, 江守徹 / Toru EMORI, 中条静雄 / Shizuo NAKAJO, 秋野太作 / Taisaku AKINO, 五十嵐淳子 / Junko IGARASHI, 石井愃一 / Kenichi ISHII
ジャンル: コメディ
鑑賞方法: DVD

Saturday, May 11, 2013

ボーン・レガシー / The Bourne Legacy



Amazonで『ボーン・レガシー』を検索する
2月17日以来、久々のレビュー投稿。大学卒業・海外旅行・再就職に引越しと色々バタバタしたが、生活環境も落ち着いてきたのでそろそろレビューを再開することに。ということで、復活一発目はお馴染み"ジェイソン・ボーン"シリーズの第4作目にあたる『ボーン・レガシー』。タイトルはシリーズ3部作の『ボーン・◯◯◯』を引き継いでいるものの、ストーリーにジェイソン・ボーンは全くといっていいほど登場せず、代わりに「ハート・ロッカー」のジェレミー・レナーが新たな主人公アーロン・クロスを演じている。なお、本作の時系列的ポジションは、ジェイソン・ボーンが新聞記者にロンドンの駅で接触を試みていた時期となる。

ボーンと内部調査局のパメラによってCIAによる極秘プログラムが明るみに出ることを恐れたCIA本部国家調査研究所のリック・バイヤーは証拠隠滅のために全プログラムの抹消を命じる。一方、CIAによるアウトカム計画で生み出された最高の暗殺者アーロン・クロスは全プログラム抹消により迫るくる命の危険を察知し間一髪で逃げ延びる。アーロンは同様に命を狙われたアウトカム計画に関わった研究者のマルタを救い出すと、自身の体調維持に必要な薬を求めてフィリピンへと向かうが…。

鑑賞に当たっては注意が必要。本作は前作の続き物ではなく主人公も異なるのだが、過去のシリーズ3部作を見ていないとストーリーを理解するのは困難。いきなり本作をみてしまった人の悪評価は容易に想像できる。また、シリーズ3部作を観た人でも、前知識を一切持たずに見始めると、アーロン・クロスなる主人公に対する理解が映像と同時進行で付いてこない。というのもアーロンが誰であるかは作中の半ばまで明かされないため。私は、ジェイソン・ボーン役がマット・デイモンからジェレミー・レナーに変わったんだな、と思い暫く観てしまった。そういう意味では、シリーズ初心者にはお勧めできない。また、シリーズ3部作でみせたジェイソン・ボーン譲りの格闘戦の質の高さは変わらずだが、バイクアクションは映像も音楽も今ひとつといったところ。(SS)


製作: 2012年 アメリカ 135分
監督: トニー・ギルロイ / Tony GILROY
製作: 
出演: ジェレミー・レナー / Geremy RENNER, レイチェル・ワイズ / Rachael WEISZ, エドワード・ノートン / Edward NORTON
ジャンル: CIA, サスペンス, アクション
鑑賞方法: Blu-ray