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Saturday, May 11, 2013

ボーン・レガシー / The Bourne Legacy



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2月17日以来、久々のレビュー投稿。大学卒業・海外旅行・再就職に引越しと色々バタバタしたが、生活環境も落ち着いてきたのでそろそろレビューを再開することに。ということで、復活一発目はお馴染み"ジェイソン・ボーン"シリーズの第4作目にあたる『ボーン・レガシー』。タイトルはシリーズ3部作の『ボーン・◯◯◯』を引き継いでいるものの、ストーリーにジェイソン・ボーンは全くといっていいほど登場せず、代わりに「ハート・ロッカー」のジェレミー・レナーが新たな主人公アーロン・クロスを演じている。なお、本作の時系列的ポジションは、ジェイソン・ボーンが新聞記者にロンドンの駅で接触を試みていた時期となる。

ボーンと内部調査局のパメラによってCIAによる極秘プログラムが明るみに出ることを恐れたCIA本部国家調査研究所のリック・バイヤーは証拠隠滅のために全プログラムの抹消を命じる。一方、CIAによるアウトカム計画で生み出された最高の暗殺者アーロン・クロスは全プログラム抹消により迫るくる命の危険を察知し間一髪で逃げ延びる。アーロンは同様に命を狙われたアウトカム計画に関わった研究者のマルタを救い出すと、自身の体調維持に必要な薬を求めてフィリピンへと向かうが…。

鑑賞に当たっては注意が必要。本作は前作の続き物ではなく主人公も異なるのだが、過去のシリーズ3部作を見ていないとストーリーを理解するのは困難。いきなり本作をみてしまった人の悪評価は容易に想像できる。また、シリーズ3部作を観た人でも、前知識を一切持たずに見始めると、アーロン・クロスなる主人公に対する理解が映像と同時進行で付いてこない。というのもアーロンが誰であるかは作中の半ばまで明かされないため。私は、ジェイソン・ボーン役がマット・デイモンからジェレミー・レナーに変わったんだな、と思い暫く観てしまった。そういう意味では、シリーズ初心者にはお勧めできない。また、シリーズ3部作でみせたジェイソン・ボーン譲りの格闘戦の質の高さは変わらずだが、バイクアクションは映像も音楽も今ひとつといったところ。(SS)


製作: 2012年 アメリカ 135分
監督: トニー・ギルロイ / Tony GILROY
製作: 
出演: ジェレミー・レナー / Geremy RENNER, レイチェル・ワイズ / Rachael WEISZ, エドワード・ノートン / Edward NORTON
ジャンル: CIA, サスペンス, アクション
鑑賞方法: Blu-ray

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