スティーブ・マックイーン主演の「華麗なる賭け(1968)」を、ピアース・ブロスナン主演でリメイクした作品。やっぱりピアース・ブロスナンって何を演じてもピアース・ブロスナンな感じが抜けない。007だろうが金持ちだろうが貧乏だろうが全部ピアース・ブロスナンなのだ。しかし、今回のようなお金持ちの成功者で40過ぎてもまだ独身、みたいな役が似合うのは事実なわけで。
「華麗なる賭け」は見たことが無いので何とも言えないのだけど、こちらの作品はお金持ちで絵画泥棒で超モテる男と、レネ・ルッソ演じる保険調査員との、盗まれた絵画をめぐるサスペンスとかロマンスやらというお話。もう少し謎解きや駆け引きがあっても良いと思うのだが、それはあまり無し。そんなことより、南の島の別荘やブルガリの超高そうなネックレスなど華麗なシーンはそれなりに華があるので、そういうのを楽しめということかと思ったが、二人とも40過ぎてるし。
最後のシーンの山高帽の男達は誰?とかどうやって絵を盗んだ?とか、ヘリポートに呼ぶ必要無かったでしょ?とかそもそも絵を何で盗んだの?などなどいろいろ疑問はあるが、まぁトロピカルなカクテルでも飲みながらまったりと過ごす時間には丁度良い作品。(SS)
製作: 1999年 アメリカ 113分
監督: ジョン・マクティアナン / John McTIERNAN
出演: ピアース・ブロスナン / Pierce BROSNAN, レネ・ルッソ / Rene RUSSO,
ジャンル: サスペンス, 怪盗
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