太平洋戦争が始まる直前1941年の上海租界地を舞台に米国スパイ、日本軍情報部とローカルレジスタンスが交錯するサスペンスドラマ。ハリウッド製作の映画だが、中国、日本、欧米の租界地があつまる上海の混沌とした当時の情景が良く描かれている。
ジョン・キューザック演じるスパイだが、諜報活動を見られちゃったり、仕事よりも女の方を取ってみたりと、まぁスパイとしてはしょぼい。出演している2人の日本人俳優のうち菊地凛子は登場するシーンが少なく、存在感は薄いが、渡辺謙は最初から最後まで重要な役を演じている。ちなみに、彼の出演するハリウッド映画は役柄は違えど演技や雰囲気が似通ってるなと思うのは私だけかな。それに対し、チョウ・ユンファとコン・リーの演技は良かった。特に、チョウ・ユンファは彼の雰囲気が役柄にピッタリはまっていて秀逸。
主人公の目的がぶれるため、イマイチ理解できないシーンがこの映画から重厚さを削いでいるが、ぶれた後が本当のストーリーの芯だと思えば良いか。なお、最近のハリウッド映画の傾向で本作もご多分に漏れず日本軍がかなり冷徹な感じで描かれているが、ラストシーンの事もあり気にせずさらっと見たい。(SS)
製作: 2011年 アメリカ 105分
監督: ミカエル・ハフストローム / Mikael HAFSTROM
製作: ボブ・ワインスタイン / Bob WEINSTEIN
出演: ジョン・キューザック / John CUSACK, コン・リー / Gong LI, チョウ・ユンファ / Chow YUNG-FAT, 渡辺謙 / Ken WATANABE, 菊地凛子 / Rinko KIKUCHI
ジャンル: サスペンス, アクション, スパイ
鑑賞方法: Blu-ray
監督: ミカエル・ハフストローム / Mikael HAFSTROM
製作: ボブ・ワインスタイン / Bob WEINSTEIN
出演: ジョン・キューザック / John CUSACK, コン・リー / Gong LI, チョウ・ユンファ / Chow YUNG-FAT, 渡辺謙 / Ken WATANABE, 菊地凛子 / Rinko KIKUCHI
ジャンル: サスペンス, アクション, スパイ
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