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Tuesday, May 22, 2012

トロン・レガシー / TRON Legacy

★★

何と28年ぶりのトロンの続編。こうも間隔が開くと同じシリーズとは言え、前作のオマージュ的シーンもあり、前作のファンには思わずニヤリとさせられる場面が全体をとおして散りばめられている。そういえば、前作でも日本風な衣装が出ていたが、それは本作でも同様。

第1作であるトロンのストーリーは当時としては斬新なアイデアだと思うものの、全体としてパッしないな、と感じていたが、本作はさらにパットしない。前作で描かれた電子の世界は良かれ悪かれ、少なくとも人の世界とリンクしていたが、本作の電子世界は何の為に存在しているのかがさっぱり分からない。存在意義も理由もない電子世界が20年間続く理由って何なのだろう。プログラムが酒を飲んでバーでDJとかって擬人化が過ぎてる。

とはいえ、そんな小難しいトコロをさっぱりと忘れて鑑賞すると、やはり美しく格好いいなと感じさせる映像がそこにある。私がバーの経営者ならBGMならぬBGV的な使い方が想像できるな。(SS)



28年前の『TRON』オマージュとして制作された『TRON Legacy』。公開当初私は出産時で観に行けず、いつか観たい~と思っていた作品。観る頃には当初の熱も冷めそこまで期待はしていなかったのに、まぁーーー面白かった!

まず主人公フリンとそのパートナーのアランが28年前と同じキャスティングに驚いた。次々に現れる夢に見たような乗り物とフューチャーワールドが実に洗練されていて前作の簡素なCGアニメーションから時代の流れを感じさせる。

蛍光カラーがまばゆいコンピューターシティ、グリッド。そこでポータルのキーをめぐって戦いが繰り広げられるんだけど、一瞬で装着出来るモビルスーツやクリアな動くステージ、短剣のようなステッキが瞬く間に光速バイクになったり、飛行機やスペースシップにもなる。それにダフトパンクのエレクトロミュージックが効いててそれはアガる。

データが組み込まれた重要なディスクが前作同様デカい上に背中に装着するイージーさは笑えるが、オマージュですから、ね。他に失踪した父親のゲームセンターが20年間手つかずに存在する事や、これまた20年前にフリンから託されたポケベルを所持するアラン、グリッドでの食事など若干の違和感はあるものの、そもそもがデータを擬人化した仮想世界なのでスルーできる。

賛否両論あるようだけど私はあのエレクトロ音が聴こえただけでときめく大好きな映画!誰も知らないコンピューターシティ。最高にクールだった。3Dで鑑賞したかったなー。(YS)


製作: 2010年 アメリカ 125分
監督: ジョセフ・コシンスキー / Joseph KOSINSKI
製作: スティーブン・リズバーガー / Steven LISBERGER
出演: ギャレット・ヘドランド / Garrett HEDLUND, ジェフ・ブリッジス / Jeff BRIDGES
ジャンル: SF, アドベンチャー, アクション
鑑賞方法: Blu-ray


 

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