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Sunday, June 17, 2012

ゴルゴ13 第1巻 ビッグセイフ作戦 / Golgo 13 #1



言わずと知れたさいとうたかを氏の名作。国際紛争・政治・経済・文化・歴史・スポーツ・農業・科学・芸術・宗教…この世に存在するありとあらゆるテーマを舞台に孤高の超A級スナイパーであるゴル…いや、デューク東郷の仕事を描く、1969年から一度も休むこと無く連載されている漫画界の大巨人。

本作は初めて読んだのは高校生の頃だろうか。入りは1980年代前半の少年ジャンプ。その後はマガジン系や青年誌系などへと展開する一方、さいとうたかを・小池一夫や叶精作などの劇画にハマり、その中でもゴルゴ13は男なら誰でも憧れるだろうGのキャラクターが好きで単行本を集めていた。集め始めた当初は60巻そこそこの本作も2012年現在で164巻まで伸ばしてきた。ちなみに、私は大型本以外の書籍は全て裁断して自炊済み。部屋もすっきりするので大量の本にお悩みの方にはオススメです。詳しくは私の別ブログの記事でも観て頂ければ。

"G"といえばゴルゴ。街角でGなり13という字を見かけると軽く警戒してしまう程読み込んだ本作は保有漫画愛読度で間違いなくNo.1である。なお、『そのまま絵を見ながら話すんだ…』『ゴルゴダの丘で主イエスに…』『おっとこれは失礼。あなたは利き腕である右腕を人に…』『ゆっくりだ、ゆっくり開けるんだ…』など、お馴染みのセリフにGの特徴や美学、依頼遂行様式が表現されているが、これらは様々なメディアで語り尽くされているのでここでは割愛したい。(SS)




ゴルゴ13 第1巻 ビッグセイフ作戦

ビッグセイフ作戦
★★★ G13初登場。初仕事ではないだろうから初登場ということだ。英国諜報部による殺しの依頼。若いしよく喋る。現金報酬を前金で受け取った際に『領収書はいらないだろうね?』というジョークはもはや語り草。依頼人が裏切った場合は皆殺しが原則だが、そのようなシーンは無い。

デロスの咆哮
★☆☆ とにかく字が多い。コマによっては吹き出しが8割を占めることも。まだ若いのかミスも多く狙撃は成功するものの拘束されてしまうG。しかし最後はキッチリ型に嵌めるのは今も昔も変わらない。

バラと狼の倒錯
★★☆ 娘を黄色いバラという謎の人物に拉致された父親から狙撃を依頼されたゴルゴだが、スコープに映る人物は女だった。Utensilsってそんな意味に使う単語だったのか?2度の偶然は無い、というのは昔からの美学のようだ。

色あせた紋章
★★☆『ダーティーピッグ!』と叫んだのは東側きっての諜報員。なんじゃそりゃ。劇画的なラストシーンで終わる第1巻の最終話はこれぞ劇画という作画で今見ると懐かしい。


初版発行: 1973年
著者: さいとうたかを
ISBN-10: 4845800012
ISBN-13: 978-4845800018




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