シリーズ第16作目は劇場版6作目。シリーズ前作は1997年の製作だが、本作は1995年製作なので、髪が短めの銀ちゃんは若く見えるし、声も表情も豊かだ。探偵は麻子と劇場版前作に続き可愛かずみ演じるけいこ。舎弟は劇場版前作に続き大森嘉之演じる竜也。ドジを踏む事が多い竜也だが、今回はドジというより悪党に拉致された挙句、大怪我を負ってしまう。この大怪我以降は、松本竜介演じる津川が銀ちゃんの実質的な助手として活躍する。また、桂ざこばと笑福亭鶴光がバーの客役として瞬間端役出演している、僅かな出演時間でも笑いを織り込むのが芸人らしいところ。
今回のストーリーは偽装結婚がテーマ。ルビー・モレノ演じるフィリピン人の女性が偽装結婚を利用して来日し夜の店で働くも、実際は借金漬けにされて殆どタダ働きされている状態に。一方、偽装結婚させられた男は銀ちゃんの債務者であったため、『旦那の借金は嫁の借金』ということで追い込みを掛けたが女は姿を消してしまう。そんな時、竜也が悪党に拉致され大怪我を負ってしまう…。
舞台は大阪ミナミから別府温泉と銀ちゃんも久々に関西圏を出てのキリ取り。シリーズでは珍しく、竜也が激しい暴行にあったり、ルビー・モレノが刺されたりとかなり暴力的な悪党をきっちりカタに嵌める。また、探偵の2人もけいこは潜入捜査に麻子はクラブのママに化けたりとなかなかの熱演。最後は思いもよらぬ形でハッピーエンドだが、銀ちゃんも何か思うところありそうだ。最後のテロップとエンディングは素人風処理に逆戻り。(SS)
製作: 1995年 日本 85分
製作:
出演: 竹内力 / Riki TAKEUCHI, 大森嘉之 / Yoshiyuki OMORI, 竹井みどり / Midori TAKEI, 可愛かずみ / Kazumi KAWAI, 結城哲也 / Tetsuya YUKI, 天田益男 / Masuo AMADA, 日高久 / Hisashi HIDAKA, 大杉漣 / Ren OSUGI, ルビー・モレノ / Ruby MORENO, 宇野ポテト / Potato UNO, 松本竜介 / Ryusuke MATSUMOTO, 佐川満男 / Haruo SAGAWA, 春やすこ / Yasuko HARU, 紅萬子 / Manko KURENAI, 笑福亭鶴光 / Tsuruko SHOUHUKUTEI, 桂ざこば / Zakoba KATSURA
ジャンル: ドラマ
鑑賞方法: DVD
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