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Friday, November 2, 2012

難波金融伝ミナミの帝王 #7 劇場版II 銀次郎vs整理屋 / The King of Minami #7



シリーズ7作目で劇場版第2弾の本作では、舎弟の竜也も携帯電話を持ち始めてフットワークが軽くなったよう。ツカミのシーンではまるで阪神優勝の際のそれのように道頓堀に飛び込むシーンからスタート。竜也に探偵の麻子は変わらずだが、今回は初代舎弟の竜一もストーリーに絡んでくる。

東京で5000万の貸し倒れにあい、神戸でも500万を持ち逃げされる目にあった初代舎弟の竜一。止む無く大阪に戻るも、銀次郎に合わせる顔もなく途方に暮れるばかり。神戸の一件の債務者の父親の工場を訪ねキリ取りしようとするも、会社は倒産しており『整理屋』と呼ばれる会社倒産処理のプロが入り込んでいた。その挙句に神戸で因縁のヤクザ者から刺されてしまう…。

いつも思うのだが、伏線のサブストーリーがそれなりに関連を持っていて、敵の悪党に結実するあたりの作り方が良くできて安心できる。今回も鬼の銀次郎は変わらずだが、最後の銀ちゃんはいつにも増しての『仏の銀次郎』っぷりに、こんな良い人にならなくてもいいと思うのは私だけだろうか。竜一が5000万の借金の担保に奪った土地の権利書が悪党をカタに嵌めるキーとなり、探偵の麻子も今回は艶のある活躍を見せ、沢木組長と広瀬がシリーズでは初めてヤクザらしい迫力を出し、最後はなかなか痛快な終わり方。悪党を除く皆が幸せになれて良かったよかったという感じだが、シノギ総額が2億円と悪党が可哀想なくらい絞り取る銀次郎でした。車は前回に引き続き濃紺のダイムラー・4ドアセダン。(SS)


製作: 1993年 日本 92分
監督: 萩庭貞明 / Sadaaki HAGINIWA
製作: 
出演: 竹内力 / Riki TAKEUCHI, 竹井みどり / Midori TAKEI, 大森嘉之 / Yoshiyuki OMORI, 柳沢慎吾 / Shingo YANAGISAWA, 結城哲也 / Tetsuya YUKI, 天田益男 / Masuo AMADA, 梅垣義明 / Yoshiaki UMEGAKI, 渡辺哲 / Tetsu WATANABE, 日高久 / Hisashi HIDAKA, 原哲男 / Tetsuo HARA, 升毅 / Takeshi MASU, 岡田千代 / Chiyo OKADA
ジャンル: ドラマ
鑑賞方法: DVD

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