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Sunday, January 27, 2013

難波金融伝ミナミの帝王 #57 ブランドの重圧 / The King of Minami #57



2006年一発目のシリーズ第57作目。本作から取り巻きに変更があり、西興一朗演じる上坂亮(かみさかりょう)が真に変わって新たな銀次郎の舎弟となった。ここで歴代の舎弟を整理しておきたい。
・柳沢慎吾 - 坂上竜一。銀次郎にあこがれて門を叩いた最初の舎弟。
・大森嘉之 - 金子竜也。元警官。銀次郎からの借金が元で舎弟に。
・長江健次 - 田所純平。最初は悪党側での出演だったが改心して舎弟に。
・宮谷信也 - リョータ。
・古本新之輔 - 水城拓也。服装が派手でエゲツない一方、情に厚い。
・山本太郎 - 新庄公平。歴代で最も口答えの多い舎弟。
・桐谷健太 - 真。拓也には負けるが情に厚い男。
・西興一朗 - 上坂亮
これ以外の取り巻きはいつもの探偵の美咲、沢木組長と広瀬はん。悪党にはシリーズ第13作目の『詐欺師潰し』以来の出演となる萩原流行。債務者には池田政典と増田未亜。

今回の債務者は老舗フグ料理屋『福之屋』の暖簾を継いだ福田。今の時代には珍しく周防灘の天然物フグを使うなど、先代のキッチリとした仕事を継いだ福田だったが、今ではすっかり閑古鳥が鳴く始末で、銀次郎の借金に対して元金どころか利息返済も滞る状態。そこへ京阪土地開発から店の土地を譲って欲しいという申し出があったが、その裏ではディスカウントショップ『浪花魂心堂』の井伏が暗躍していた。『福之家』ののれんである商標登録を奪い、仕組まれた産地偽装で福田をカタに嵌める井伏。余りにも汚い手口で『福田屋』の土地を奪いとろうとする井伏に対して銀次郎は…。

塚本耕司さんという役者さん。過去にどこかの新人賞を獲ったようだが、関西弁が余り得意ではないようで、演技が萎縮してたような気がする。重要な役だっただけに少々残念。今回のキリ取りは1億だが、借金と利息にモロモロの手数料を除いた残りの8000万を債務者に渡す銀次郎。鉄の掟である『儲けは折半』を曲げたのだろうか。最後は洒落の効いたキリ取りでなかなかの爽快感。よく見ると銀次郎のオフィスが変更になったようだ。かなり広くなってすごしやすそう。(SS)


製作: 2006年, 日本, 88分
監督: 萩庭貞明 / Sadaaki HAGINIWA
出演: 竹内力 / Riki TAKEUCHI, 西興一朗 / Koichiro NISHI, 岩崎ひろみ / Hiromi IWASAKI, 結城哲也 / Tetsuya YUKI, 天田益男 / Masuo AMADA, 宇野ポテト / Potato UNO, 井上茂 / Shigeru INOUE, 池田政典 / Masanori IKEDA, 増田未亜 / Mia MASUDA, 萩原流行 / Nagare HAGIWARA, 塚本耕司 / Koji TSUKAMOTO, 門田裕 / Yutaka KADOTA, 雪代敬子 / Keiko YUKISHIRO, 小林千絵 / Chie KOBAYASHI, 泉祐介 / Yusuke IZUMI, 谷広子 / Hiroko TANI, 高橋俊次 / Shunji TAKAHASHI, 松田正三 / Shouzo MATSUDA, 山之内幸夫 / Yukio YAMANOUCHI
ジャンル: ドラマ
鑑賞方法: DVD

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