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Friday, February 1, 2013

影の交渉人 ナニワ人情列伝 3 法廷への階段



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ヤメ検の城崎竜二と6人の元犯罪者達で構成された『影の交渉人』達の活躍を描くシリーズ第3作目はシリーズ最終作。『ミナミの帝王』シリーズとは異なり本シリーズは単作では楽しめない。本作は3部作の最終章であり、物語をきちんと理解するには1作目と2作目を観なければならない。特に2作目と3作目は繋がりが強く、1つの作品だと思って違いない。

3部作最終作の本作は、城崎が検察官時代に追いかけた西大阪都市開発事業をめぐる汚職事件にストーリーを戻す。当時、重要参考人だった池山を法廷へ引きずりだすべく調査を進めるが難航していた。一方、前作でのNPO法人による貧困ビジネスお一連の事件で、事件のキーを握っていた日雇い労働者の大西は、あるネタで池山を脅して金を受け取っていた。大西から話を聞き出そうとする城崎だが、その刹那大西が何者かに殺されてしまう…。

『ミナミの帝王』のコンセプトを受け継ぎ、監督萩庭貞明に主演竹内力というコンビで製作された本シリーズだが、残念ながら『ミナミの帝王』シリーズの影も踏めない作品となったようだ。誰が言ったか知らないが、コンセプトを受け継いだとは到底思えないし、単作でも楽しめない。エンディングの『交渉』で最後に巨悪をカタに嵌めるシーンも、本作では交渉どころか裁判所に送り込むのが目的なので、交渉は一切なし。こうした一貫性の無い展開がシリーズ化されなかった理由だろうか。(SS)


製作: 2010年 日本 84分
監督: 萩庭貞明 / Sadaaki HAGINIWA
法律監修: 山之内幸夫
出演: 竹内力 / Riki TAKEUCHI, 桂ざこば / Zakoba KATSURA, 山口祥行 / Yoshiyuki YAMAGUCHI, 城明男 / Akio JOE, 大久保貴光 / Takamitsu OKUBO, 中野裕斗 / Yuto NAKANO, 勝矢 / Katsuya, 野村祐人 / Yuto NOMURA, 梅沢富美男 / Tomio UMEZAWA, 清水紘治 / Koji SHIMIZU, 鶴見辰吾 / Shingo TSURUMI, 螢雪次朗 / Yukijiro HOTARU, 芝本正 / Tadashi SHIBAMOTO, 清水紘治 / Koji SHIMIZU, たむらけんじ / Kenji TAMURA, 蟷螂襲 / Shu TORO, 金子舞優名 / Mayuna KANEKO
ジャンル: ドラマ
鑑賞方法: DVD


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