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Wednesday, October 3, 2012

ラッキナンバー7 / Luck Number Slevin



『シックス・センス』や『ユージュアル・サスペクツ』など、全く予備知識無しで鑑賞したほうが楽しめる映画は多々あるが、本作もそうした類の一つ。ジョシュ・ハートネットとブルース・ウィルスにモーガン・フリーマンと豪華なキャスト陣が目立つが、ストーリーもそれに負けてはいない。物語は主人公のスレヴンに起きる不運な出来事から始まる。仕事をクビになり、アパートからはシロアリ被害で追い出され、恋人にも裏切られ、ニューヨークに住む友人のニックを頼って来たが、人違いでマフィアに拉致されてしまう。そこで云われのない借金のカタとして対立するマフィアのボスの息子の殺害を強要され…。

スレイブの不運が続く序盤とモンタージュで描かれる幾つかの殺害シーン。その殺害シーンは時系列なのか否か、スレイヴとは何時何処で交差するのか、様々な謎を残したまま、伏線を撒きながらストーリーは展開する。そして、火サスのようにラストで一気に伏線回収しつつ真実を明らかにする。そこそこ面白いが、しかしこのレベルのオチでは舌の肥えたサスペンス好きには少々物足りないかもしれない。ちなみに、邦題は『ラッキーナンバー7』だが、原題は『ラッキーナンバー・スレヴン (Lucky Number Slevin)』。見終わった後で考えてみたが、"7"に変える必要は無いと断言する。(SS)


製作: 2007年 アメリカ 111分
監督: ポール・マクギガン / Paul McGUIGAN
製作: 
出演: ジョシュ・ハートネット / Josh HARTNETT, ブルース・ウィルス / Bruce WILLIS, ルーシー・リュー / Lucy LIU, モーガン・フリーマン / Morgan FREEMAN, ベン・キングスレー / Ben KINGSLEY
ジャンル: サスペンス, クライム, R15
鑑賞方法: DVD

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