主演が誰でVFXだとかCGがどうのこうのとか、もうそんなのどうでも良いくらいの最高傑作(もちろん、それらも素晴らしいが)。最初は3D映画館で見たのだが、見終わったあと映画を見たと言うよりもスクリーンをとおして現実に存在する惑星で起こった出来事を見ちゃったという感じ。この感覚と衝撃はスターウォーズを初めて見た時のそれを遥かに凌ぐ。様々な映画のパクリが散りばめられてるという意見もあるが、マイク・ミズノ渾身のオマージュの数百倍は出来が良い。というか比べる相手じゃないか。なお、3D映像は素晴らしかったのだが、字幕は頂けない。というのも字幕も3Dなので目の前で主張しすぎてるのだ。この辺は改良してもらいたい。
地球から遠く離れた惑星パンドラを舞台とした人間と先住民であるナヴィとの争いが主なストーリーだが、ただ単に激しい争いを描くのではなく、ナヴィの人々の文化や生活様式を丁寧に表現してあり、あたかも現実に存在するかのような感じにさせる。人間がナヴィに英語を教えたので大体の人は話すというのは多少こじつけだがストーリー展開上は必要かなと。
戦いに勝利したナヴィが取り囲む中、最後に人間が地球に送還させられるシーンは少々チープな感じがしないでもないが、最後の1カットまで飽きさせずストレスフリーで見られる快作。いろいろ考えずにただアバターの世界にどっぷり浸かりたい。(SS)
製作: 2009年 アメリカ 162分
監督: ジェームズ・キャメロン / James CAMERON
出演: サム・ワーシントン / Sam WORTHINGTON, ゾーイ・サルダナ / Zoe SALDANA, シガーニー・ウィーバー / Sigourney WEAVER
ジャンル: アクション, SF, アドベンチャー
鑑賞方法: 映画館(3D), ブルーレイ
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