キアヌ・リーブス主演のアクション作。既存のエネルギー地図を塗り替える画期的な新エネルギーを巡る既得権益の代表者たる巨悪の面々と若きエンジニアの闘いを描く。シカゴ大学のエンジニアであるエディは、バークレー博士の率いるチームのメンバーとして水から大量のエネルギーを産み出す革命的な新エネルギー発生装置を開発していた。実験は失敗を重ねていたが、エディが偶然に発見した周波数を実験に適用することで、エネルギー発生装置は遂に完成。しかし、実験成功の打ち上げパーティの後に同僚を送って研究所に戻った彼はそこで殺害された博士を発見、しかも研究所は核爆発級の破壊により木っ端微塵となってしまう。FBIに犯人と疑われたエディーは真犯人を探すべく逃亡を決意する。
冒頭の爆発シーン。あれだけの爆発をミニバン1台と数人の工作員だけでは起こせないと思うが、それにしても凄い爆破。尋常じゃない火薬量だったろうと思う。そこから、エディーの逃亡と真犯人の追求が始まり、アクションや謎解きがありつつ、段々と事実がわかってくるFBIが絡んでくる。という展開は、監督が名作『逃亡者』の監督だけに色合いが似てくるのはしょうがないのだろうが、謎を解く面白さが不足している。かと言ってアクションも中途半端。演じる俳優陣、特にモーガン・フリーマンの渋い演技などが秀逸なだけに脚本が残念。(SS)
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