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Thursday, August 30, 2012

ワイルド・スピード / The Fast and the Furious



ハリウッド製作の改造車をストーリーの軸に据えたあ映画とくれば、アメ車が中心と思いきや、出てくる車は殆どに日本車ばかり。むしろ、改造された日本車がアメ車をブチ負かすシーンが多く、アメリカ映画らしくない本作。低予算の映画ながら予想外の大ヒットを記録したらしく、結局シリーズは5作目まで製作されている(今のところ)。

チューンドカーによるストリートレースだけでは、女やらライバルとの死闘やらを交えても流石に2時間は持たないだろうから、主人公を潜入捜査官にして、潜入先の悪人達との間に芽生えた友情と、捜査のどちらを取るかに揺れる心を描いてはいるが、まぁ良くある話でストーリーは正直なところ軽薄である。そんな事より、GT-Rやスープラ、RX-7といったチューンド日本車の爆走映像を楽しむことに主眼が置かれたカーアクション・ムービーと思えば気軽に見られる。NOSを使って外装を派手に作りこむ辺りがアメリカっぽいが、日本のチューンドパーツメーカーのロゴステッカーが貼られていたり、GTウイングが付けられており、当時の日本のトレンドが反映されているのも面白い。日本車が中心に置かれた海外製カーアクション・ムービーは余りお目にかかる事が少ないので、そういう意味では貴重なシリーズ。(SS)


製作: 2001年 アメリカ 107分
監督: ロブ・コーエン / Rob COHEN
製作: 
出演: ヴィン・ディーゼル / Vin DIESEL, ポール・ウォーカー / Paul WALKER
ジャンル: アクション
鑑賞方法: DVD

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