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Friday, October 26, 2012

スーパーの女 / Supermarket Woman



『大病人』、『静かな生活』と興行的失敗に終わった作品に続いて撮影された伊丹十三の『◯◯の女』シリーズ4作目。原作は小説『スーパーマーケット』で、著者の安土敏こと荒井伸也は、1996年当時スーパーマーケットチェーン『サミット』の社長であり、この映画の制作には同社が全面協力しているとのこと。(Wikipediaより)

ストーリーは、スーパー好きの主婦が偶然再会した幼馴染の経営する地元のスーパーが抱える問題点を解決しつつ、ライバル店を打ち負かすという痛快サクセス物語。スーパー経営者とバックヤードで働く職人達との関係、その職人達と弟子やパートのおばさん達との確執。日付や産地の偽装に訳あり商品の陳列など、それぞれのサブストーリーがいちいちリアルで面白い。出演者はいわゆる『伊丹組』の面々で宮本信子のおかっぱや津川雅彦を観ると、伊丹の他作品の役がチラチラと浮かんでくるが、それはまぁ仕方のない事か。

瀕死のスーパーを一人の主婦の熱意と努力が救うハッピーエンドのサクセスストーリーだが、そこには幸運や偶然は存在せず、成功が必然となるべく努力と熱意があるのみ。本作が多くのスーパーで社員研修用として使われるているといった逸話も十分信に足りる。(SS)



製作: 1996年 日本 127分
監督: 伊丹十三 / Juzo ITAMI
製作: 
出演: 宮本信子 / Nobuko MIYAMOTO, 津川雅彦 / Masahiko TSUGAWA, 不破万作 / Mansaku FUWA, 六平直政 / Naomasa MUSAKA, 高橋長英 / Choei TAKAHASHI, 三宅裕司 / Yuji MIYAKE, あき竹城 / Takejo AKI, 伊東四朗 / Shiro ITO
ジャンル: ドラマ, コメディ
鑑賞方法: DVD

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