シリーズ第18弾、劇場版第8作目。舎弟の竜也、探偵に麻子&涼子コンビは変わらず。宇野ポテトも十数秒ほど警官役で出演しており、ミスター端役は相変わらず健在だが、日高久や井上茂、梅垣義明といった面々は劇場版になったせいかここのところ見かけない。他では、河内家菊水丸や当時関西芸人のドンと呼ばれた上岡龍太郎が友情出演を果たしている。どうでも良いのだが、シリーズ第15作目『堕ちる女』でホスト役で出演した俳優が再び博多のヤクザという役柄で出演するも、相変わらずの芋演技に役者としての成長が見られなかったのが残念。
今回のストーリーは九州から出てきた詐欺師の話。演じるのは博多出身の光石研なので方言は問題無さそうだ。その詐欺師が大阪の資産家の孤独な老女を詐欺に嵌めるのだが、老女は詐欺師にとても優しく接してもらっていた為に、最期まで頑として詐欺に遭った事を認めようとしない。一方、この老女の娘婿がギャンブル狂いで銀ちゃんから2000万もの大金を借りていたが、夜逃げ同然に飛んでしまう…。
逃げた詐欺師を追って九州に出張する銀ちゃん。逃げた詐欺師には博多のヤクザも絡んでいたため、沢木の親分や広瀬も一緒に出張るも、最後は『金融屋』なりの殺し方で債務を回収し、関係者一同それなりにハッピーエンド。しかし、老女の娘夫婦が警察に告発してしまったのは、銀ちゃんの読み違いというより指示不足だろう。結果として、博多のヤクザが絡んでくる辺りはこじつけっぽく見えてしまい『尺稼ぎ』としか思えない。愛車は変わらずメルセデスSLクラス。(SS)
製作: 1996年 日本 82分
製作:
出演: 竹内力 / Riki TAKEUCHI, 大森嘉之 / Yoshiyuki OMORI, 竹井みどり / Midori TAKEI, いしのようこ / Yoko ISHINO, 結城哲也 / Tetsuya YUKI, 天田益男 / Masuo AMADA, 宇野ポテト / Potato UNO, 石井トミコ / Tomiko ISHII, 光石研 / Ken MITSUISHI, 島田洋七 / Youshichi SHIMADA
ジャンル: ドラマ
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