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Friday, October 19, 2012

ボーン・スプレマシー / The Bourne Supremacy



設定は前作から2年後。記憶を喪失したジェイソン・ボーンとCIAとの闘い、そしてかすかな記憶を頼りに真実の自分を追い続ける物語が始まる。原作はロバート・ラドラムのサスペンス小説3部作の2作目『殺戮のオデッセイ』。監督は前作から変わってポール・グリーングラス。主演は引き続きマット・デイモン。

ベルリンでCIAによる内部公金横領事件に関する重要な資料引渡し作戦が実行されていたが、その最中何者かに襲撃され、重要資料を奪われてしまう。そして犯行現場からはジェイソン・ボーンの指紋が発見される。一方、2年前にCIAとの壮絶な闘いを経て逃げ切ったジェイソンは、マリーとインドのゴアで新たな生活を始めていたが、しかし、過去の記憶も自分自身も取り戻せてはいなかった。そんな彼らの生活を狙う一つの銃口が…。

呆れるほど強すぎる殺人マシーン、ジェイソンの肉弾戦と、ここ数年の映画の中でも最高の出来と言えるカーチェイスが圧巻。物語は目まぐるしいスピードで展開されるが、謎解きの伏線や細かな説明も適度に散らばっていて、観ている方も安心して付いていける。加えて、ジョン・パウエル (John POWEL) の音楽が秀逸。カーチェイス、CIA工作員との戦闘、銃撃戦、そしてクールなラストシーンと、どの場面においてもシーンを邪魔せず、しかし音楽を聞くとそのシーンを思い出せるほどの高い完成度。シリーズ全作品ともにラストからエンディングにかけての音楽にはMobyの"Extreme Ways"が使われているが、本作ではラストシーンと音楽のあまりのマッチぶりにブルっと震えがきた。(SS)



製作: 2004年 アメリカ 108分
監督: ポール・グリーングラス / Paul GREENGRASS
製作: 
出演: マット・デイモン / Matt DAMON, フランカ・ポテンテ / Franka POTENTE, ジョーン・アレン / Joan ALLEN, ジュリア・スタイルズ / Julia STILES
ジャンル: CIA, サスペンス, アクション
鑑賞方法: 映画館, DVD


Mobyの"Extreme Ways"はこちら。


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