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Tuesday, March 25, 2014

ロックアウト / Lock Out



近未来の宇宙を舞台に描くSFサスペンス・アクション。凶悪犯罪者を閉じ込める宇宙刑務所が舞台という、ひと昔前ならインパクトがあっただろうストーリー設定も、はたして今はどうだろう。主演はL.A.コンフィデンシャルのガイ・ピアース。製作はフランス映画界の巨匠、リュック・ベッソン。

西暦2079年。宇宙に実験的に作られた刑務所『MS-1』は『コールドスリープ』と呼ばれる技術を用いて、500人にも及ぶ凶悪な囚人達をまるで冬眠状態のようにして収監しており、厳重な警備体制のもと未だかつて脱獄した者はいない。そんなある日、アメリカ合衆国大統領の娘であるエミリーがMS-1の視察に訪れ、囚人の一人であるハイデルと面談している最中、ハイデルは隙をついてSPの銃を奪い逃亡。中央制御室へと辿り着いたハイデルは全囚人達のコールドスリープを解除した。凶悪な囚人たちが刑務所内に溢れだす最悪の状況の中、合衆国政府は元CIAの敏腕エージェント"スノー"にエミリーの救出を依頼する…。

傍若無人の敏腕エージェントを演じるのは端正なマスクのガイ・ピアース。フランス製作のハリウッド風作品にイギリス生まれのオーストラリア人俳優を主演に迎えたが、結果的にはミスキャスト。悪い男は似合いそうだが、髭をいくら伸ばしたところで粗暴な役は似合わない。それはさておき、ストーリー的には面白く、大量の囚人がひしめく刑務所に単身で飛び込むスノーの活躍、エミリーとの逃亡や掛け合いに加えて、囚人を束ねる極悪兄弟が仕掛ける様々な罠など、テンポの良い展開が続くが、最後の脱出シーンが全てを台無しにしてしまった。宇宙から生身の人間が大気圏突入して地球に落ちてきたのにそりゃねぇよ。『終わり悪ければ全て悪し』とは言えない面白さを内包する作品だけに少々残念。(SS)


製作: 2012年 フランス 95分
監督: スティーブン・セイント・レジャー / Stephen Saint LEGER, ジェームス・マザー / James MATHER
製作: リュック・ベッソン / Luc BESSON
出演: ガイ・ピアース / Guy PEARCE, マギー・グレイス / Maggie GRACE, ヴィンセント・リーガン / Vincent REGAN, ジョセフ・ギルガン / Joseph GILGUN, レニー・ジェームズ / Lennie JAMES, ピーター・ストーメア / Peter STORMARE
ジャンル: SF, サスペンス, アクション
鑑賞方法: Blu-ray

Tuesday, July 17, 2012

トランスポーター 2 / The Transporter 2



合法違法を問わずどんな品物も正確に運ぶプロの運び屋の活躍を描いた『トランスポーター』の続編。プロの運び屋フランクは、今回もやばい品物を運んでいるのか、と思ったら高級車の運転手として6歳の少年の送り迎えという、簡単な仕事を引き受けていた。舞台は前作の南仏からアメリカのフロリダへと移る。

フランクは裕福な家庭の一人息子ジャックの送迎という平凡な仕事についていた。送迎の車内ではジャックとなぞなぞを言い合う、平凡ながらも平和な『運び屋』の仕事だが、フランクはどこか満足しているように見えた。ある日、ジャックを予防接種のため送迎して欲しいと頼まれたフランクは、ジャックとともに病院を訪ねた。しかし、病院にはいつもの受付嬢も掛かりつけの先生も居ない。不穏な空気にジャックが気づいた時、両手にマシンガンのセクシーな女の殺し屋が現れ、ジャックが奪われてしまう…。

彼の運び屋のプロとしての3つの原則: 1. 契約厳守。2. 名前は聞かない。3. 依頼品は開けない、はどこかへ行ってしまったようで、今回の原則はシートベルトを締める、とかそういう普通の事になってしまった。そして、前作よりもパワーアップしたカーアクションだがチープなCGも相まって少々やり過ぎ感も否めない。それと呼応するように、フランクのアクションシーンもパワーアップしているが、こちらはまぁ見られる。フランスの警部補が現れると突如コメディータッチになる展開はリュック・ベッソンの『タクシー』にどことなく雰囲気が似ているのは気のせいか。全体的に可もなく不可もなく、シリーズ物の中盤作品によくある、前回作品を上回ろうとして頑張ったが、少々裏目に出てしまったという作品。(SS)


原題: Le Transoporteur 2
製作: 2005年 アメリカ, フランス 88分
監督: ルイ・ルテリエ / Louis LETERRIER
製作: リュック・ベッソン / Luc BESSON
出演: ジェイソン・ステイサム / Jason STATHAM, フランソワ・ベルレアン / Francois BERLEAND
ジャンル: アクション, クライム
鑑賞方法: Movie Plus

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トランスポーター / The Transporter



リュック・ベッソン製作・脚本でカーアクションといえば『タクシー』を思い出すが、本作もどことなく似たような雰囲気の作品。合法違法を問わずどんな品物も正確に運ぶプロの運び屋フランク。彼のプロとしての原則は3つある。1. 契約厳守。2. 名前は聞かない。3. 依頼品は開けない。この3つを厳守することで、運び屋の世界で名声を得ていた。そんな彼の元に新たな依頼が入った。タイガービールを飲む顧客から正確な積荷の詳細を聞くフランク。時間キッチリに荷物を受け取り、いつもどおり愛車のBMW735で目的地へと向かったが、『荷物』はどうやら生きている人間らしい。悩んだフランクだったが、仏心からか遂に自らのルールを破り、バッグを開けて『荷物』に飲み物を与えてしまう。しかし、これが全てのトラブルの原因だった…。

『タクシー』は正義感の強いドライバーが違反の数々を棒引きにしてもらう代わりに警察と組んで悪者退治をする、といった感じの話だが本作も雰囲気は似たようなものだ。だからと言って、決して二番煎じの作品ではなく、お約束のカーアクションにフランクを演じるジェイソン・ステイサムの生身のアクションと、時にユーモアを織り交ぜ、テンポの良いストーリー展開で気持よく鑑賞できる。

結局スー・チー演じるライは『荷物』になる必要があったのか、もう1個のコンテナは何処へ行ったのか、など気になる事が幾つかあるが、この手の娯楽映画ではそういう事は気にすまい。作中でやたらと露出するタイガービールの画と、アジア系悪者でお馴染みのリック・ヤンの化粧が濃すぎて残像が脳みそから離れない。(SS)


原題: Le Transoporteur
製作: 2003年 アメリカ, フランス 93分
監督: ルイ・ルテリエ / Louis LETERRIER
製作: リュック・ベッソン / Luc BESSON
出演: ジェイソン・ステイサム / Jason STATHAM, スー・チー / Shu QI, フランソワ・ベルレアン / Francois BERLEAND, リック・ヤン / Ric YOUNG
ジャンル: アクション, クライム
鑑賞方法: Movie Plus

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