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Friday, October 26, 2012

ミンボーの女 / The Gentle Art of Japanese Extortion



ヤクザによる民暴 (ミンボー: 民事介入暴力) をテーマにした本作は、公開中に実際の暴力団が劇場のスクリーンを切り裂いたり、伊丹十三が刃物を持った五人組に襲撃されたりと、何かといわくつきの作品。私は、そっちの方面の人間ではないが、確かに作中の台詞を聞いてると頭にくるかも。

舞台は格式あるホテル『ホテル・ヨーロッパ』。しかし、簡単にお金で解決しようとするホテルの対応は全国中のヤクザに知れ渡っており、引っ切り無しに訪れるヤクザに頭を悩ましていた。そこで、ホテル内のスタッフから2名を選抜しヤクザ専従班を設置するも、所詮素人の対応ではヤクザを追い出すどころか、またもや金で解決する始末。そこで、ホテルの会長は民暴対策のプロである、一人の女性弁護士を雇うことにした…。

ロビーで怒鳴りまくるヤクザ。レストランでゴキブリ騒動。仕舞いには街宣車など、実際に職場でこんな事態にあったら気が滅入るだろうな、というほどヤクザの仕事っぷりが悪どい。それに対して、女弁護士の仕事は切れが良すぎてストーリー的には少しつまらないかも。もう少し困難な状況があればバランスが取れていると思うのだが。(SS)



製作: 1992年 日本 123分
監督: 伊丹十三 / Juzo ITAMI
製作: 
出演: 宮本信子 / Nobuko MIYAMOTO, 宝田明 / Akira TAKARADA, 伊東四朗 / Shiro ITO, 大地康雄 / Yasuo DAICHI, 村田雄浩 / Takehiro MURATA, 大滝秀治 / Hideji OTAKI, 中尾彬 / Akira NAKAO, 不破万作 / Mansaku FUWA, 上田耕一 / Kouichi UEDA
ジャンル: コメディ, サスペンス, ヤクザ
鑑賞方法: DVD

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