Search This Blog

Monday, November 19, 2012

難波金融伝ミナミの帝王 #28 破産−金融屋殺し / The King of Minami #28



ケイエスエスと読売テレビ共同制作のシリーズ第28作目は山本太郎演じる新庄公平を新たな舎弟に据えて少々見映えを一新した作品。なお、探偵は変わらず麻子&涼子の矢吹探偵事務所。

今回の債務者は自動車修理会社の角田社長と建設会社の田部井社長の2人で、それに悪知恵を教えるのが悪徳金融の花井ファイナンス。角田は花井の入知恵で1000万の融通手形を振出して会社を倒産させ夜逃げをする。花井は不渡りが出ると認識しつつ融通手形を割引いて金を抜いていた。一方、田部井は工事受注工作の裏金をつまらない名刺詐欺でかすめ盗られて首が回らなくなった挙句に、角田と同様に花井の手ほどきで5000万相当の融通手形を振出し、会社を倒産させ更に自己破産してしまう。花井ファイナンスは両社の倒産整理に乗って、融通手形を乱発させ金を抜いていたのだった。

今回のストーリーはシノギの仕組みも規模も悪人をカタに嵌める最後の締めも何となくボヤッとした感じで終わってしまった。田部井社長を演じる森脇健児がそもそもボヤッとした演技しか出来ないだけに、不完全燃焼感が強く残った作品。前回に引続き夜逃げの債務者を訪ねた際に器物損壊の罪を犯してしまった銀ちゃんだが、顔もふっくらとしてきて顎の周りのシャープさが失われてくると同時に、歳なりの貫禄もでてきた。愛車は変わらずブラバスチューンのメルセデスSLクラス。(SS)


製作: 1999年 日本 81分
監督: 萩庭貞明 / Sadaaki HAGINIWA 
製作: 
出演: 竹内力 / Riki TAKEUCHI, 山本太郎 / Taro YAMAMOTO, 竹井みどり / Midori TAKEI, いしのようこ / Yoko ISHINO, 結城哲也 / Tetsuya YUKI, 天田益男 / Masuo AMADA, 宇野ポテト / Potato UNO, 井上茂 / Shigeru INOUE, 升毅 / Takeshi MASU, 森脇健児 / Kenji MORIWAKI, 正司花江 / Hanae SHOJI, 山城新伍 / Shingo YAMASHIRO, 中田ボタン / Botan NAKATA
ジャンル: ドラマ
鑑賞方法: DVD

No comments:

Post a Comment