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Wednesday, October 17, 2012

ボーン・アイデンティティ / The Bourne Identity



マット・デイモン演じるジェイソン・ボーンを主人公にしたアクション映画シリーズの第1作目。原作はロバート・ラドラムのサスペンス3部作だが、Wikipediaによれば原作と映画は全く違う内容のストーリのようで、ほぼオリジナルの脚本と思われる本作だがストーリー展開は俄然面白い。スパイものといえば007シリーズだが、チャラチャラしたピアース・ブロスナンから肉体派のダニエル・クレイグに変わって印象も180度変更したのと同様、本作も骨太なスパイ・アクション映画に仕上がっている。

ストーリーは嵐の地中海から始まる。イタリアの漁船に引き上げられた意識不明の男。男の背中には銃創があり、皮膚にはスイスの銀行の口座番号が記されたマイクロカプセルが埋め込まれていた。船上で意識を取り戻した男だったが、過去の記憶を失っている事に気付く。船を降り、唯一の手がかりであるスイス銀行の貸し金庫を訪ね彼が目にしたものは、数冊の偽造パスポート、数カ国の紙幣と銃だった。数少ない手掛かりを追ううちに次第に自分が持つ特殊な能力に気づき始めるジェイソン。一体自分は何者なのか。イタリア、スイス、フランスとヨーロッパの各地を舞台に、記憶を失った男が自分の正体を突き止めようと奔走する。

マット・デイモン演じるジェーソンが一体どういう男なのか謎を残しつつ展開するストーリーが秀逸。こういう展開に女は付き物だが、本作もご多分に漏れず。ミニで失踪するシーンで使用される音楽、Paul Oakenfoldの"Ready, Steady, Go"やMobyの"Extreme Ways"も耳に良い。派手な爆破や有り得ないスパイグッズより、己の能力を駆使した肉体派エージェントのアクションに次作への期待が高まる。(SS)



製作: 2003年 アメリカ 119分
監督: ダグ・リーマン / Doug LIMAN
製作: 
出演: マット・デイモン / Matt DAMON, フランカ・ポテンテ / Franka POTENTE, クリス・クーパー / Chris COOPER, クライヴ・オーウェン / Clive OWEN, ジュリア・スタイルズ / Julia STILES
ジャンル: CIA, サスペンス, アクション
鑑賞方法: 映画館, DVD



Paul Oakenfold "Ready, Steady, Go"はトム・クルーズ主演のCollateralでの韓国クラブでの殺人シーンでも使われているが、あちらはKorean Mixで"Ready, Steady"が韓国語になっている。で、下はオリジナルバージョン。

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