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Monday, October 15, 2012

ウォンテッド / Wanted



フラタニティーという秘密の暗殺者集団と冷酷な殺し屋稼業を近未来的映像で描いた作品。ジェームス・マカヴォイ演じる冴えないサラリーマン、ウェスリーの前に突然、謎の美女フォックスが現わたその刹那、激しい銃撃戦に巻き込まれてしまう。しかし、フォックスの応戦により命拾いしたウェスリーは、秘密の暗殺組織フラタニティの元へ連れて行かれ、自分の持つ特殊能力と宿命について聞かされる。やがて、決意したウェスリーは暗殺者となるべく、激しい特訓に耐えることになる…。

映像的にはなかなか面白いが『マトリックス』がリリースされた時のような革新性は感じない。そして、その映像自体が本作から現実感を削いでいるのにも関わらず、『マトリックス』ほどの非現実感というか不思議感も無く、言うならば中途半端な立ち位置の作品。主演のアンジェリーナ・ジョリーは相変わらず美しく、切れが足りないジェームス・マカヴォイや老齢なモーガン・フリーマンの男臭い雰囲気の中にあって一服の清涼剤のよう。ストーリーは面白く、ラストにかけてのドンデン返しも秀逸なだけに、もっと現実的な映像で押せば良作になったと思うのだが。(SS)



製作: 2008年 アメリカ 110分
監督: ティムール・ベクマンベトフ / Timur BEKMAMBETOV
製作: 
出演: アンジェリーナ・ジョリー / Angelina JOLIE, ジェームス・マカヴォイ / James McAVOY, モーガン・フリーマン / Morgan FREEMAN
ジャンル: R15+, アクション, クライム
鑑賞方法: Blue-ray

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