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Tuesday, December 25, 2012

シャッター・アイランド / Shutter Island



マーティン・スコセッシ監督とレオナルド・ディカプリオの組み合わせで送るミステリー・サスペンス。絶海の孤島、シャッター・アイランドにそびえ立つ精神病を患った犯罪者のみを収容する施設を舞台に、施設から行方不明になった女性の捜索に訪れた連邦保安官が、施設の警務官や医師達の不審な言動と行動に悩まされつつ、次第に大きな核心に迫っていく様を、ブルーのフィルターが掛かった重厚な映像の元に描き出す。

ボストン沖の孤島、シャッター・アイランドには、精神を患った犯罪者を収容するアッシュクリフ病院があり、患者は皆厳重な監視下におかれていたが、ある日レイチェルという女性患者が突然行方不明になる。事件の捜査のため、連邦保安官であるテディがその相棒チャックと共にシャッター・アイランドに派遣された。上陸した2人は、医師やナース、患者たちへの聞き込みを開始するが、テディはレイチェル失踪事件とは無関係な、レディスなる人物についての質問を繰り返す。実は、テディとレディスには過去にある因縁があり、この病院にレディスが収容されていると知ったテディは、復讐の為にこのシャッター・アイランドへやってきたのだった…。
公開当時のキャッチコピーは「衝撃のラスト」で、上映前には今やシベリア超特急の専売特許となり、使用するのに躊躇する「この映画のラストはまだ見ていない人にはけっして話さないでください」や「登場人物の目線や仕草にも注目しましょう」という旨のテロップが入るという作品。そもそも映画というのは素直に楽しむものであって、必死に考えて謎解きをするものではないような気がするが、そういう事に魅力を感じる方にはおあつらえ向きの作品。しかし、勘の良い人だったら見てる途中やそもそもの映画の設定を読んだだけでも、本作の『衝撃のラスト』に気付くかもしれない。しかし、気づいた後、もしくは二度目の鑑賞でもそれなりに楽しめるのが本作の良い所で、一粒で二度美味しいを地で行く作品。なお、本レビューを書くのは二度目に観た後なのだが、一度目に映画館で観た時は3つ星かそれ以下の低評価にも関わらず、二度目に観た後は4つ星となった。つまり、勘の良い人ほど二度観るべき。(SS)


製作: 2010年 アメリカ 138分
監督: マーティン・スコセッシ / Martin SCORSESE
製作: 
出演: レオナルド・ディカプリオ / Leonardo DiCAPRIO, マーク・ラファロ / Mark RUFFALO, ベン・キングスレー / Ben KINGSLEY, ミシェル・ウィリアムズ / Michelle WILLIAMS, エミリー・モーティマー / Emily MORTIMER, マックス・フォン・シドー / Max Von SYDOW, パトリシア・クラークソン / Patricia CLARKSON
ジャンル: ミステリー, サスペンス
鑑賞方法: 映画館, DVD

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