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Monday, January 28, 2013

難波金融伝ミナミの帝王 #60 土俵際の伝説 / The King of Minami #60



2007年製作の本作は節目のシリーズ第60作目でシリーズ最終作。1992年にシリーズが開始されて以来15年。これがシリーズ最終話であるという事を全く感じさせないエンディングにも現れているように、本作のリリース時点ではシリーズ打ち切りは決まっていなかったようで、突然の打ち切りに多くのファンと同様、私も寂しい気持ちになった…。

しかし、この『難波金融伝 ミナミの帝王』シリーズは、チャンネルNECOや日本映画専門チャンネル、ファミリー劇場など多くのCS映画専門チャンネルで再放送されており、地上波でも平日昼間の放送にも関わらず二桁視聴率を取るという人気の高さを誇っている。絶対的な勧善懲悪ストーリーでは無いのだが、『弱きを助け強きを挫く』銀次郎が振りかざすのは『拳』ではなく『法律知識』ゆえに、みんなが好きなキャラクターになるもの当然。制作会社さえしっかりしていれば、原作の漫画のように100本は超えてきたかもしれない。取り巻きは舎弟の亮と探偵の美咲、沢木組長と広瀬はんと変わらず。債務者には竹内力の個人事務所であるRIKI PROJECTの所属俳優であり勝矢。悪党にはシリーズ2回目の登場となる木之元亮。伊藤えん魔がその声で独特の存在感を示している。その他では押谷かおりや井上晴美や大木こだまなど。

シリーズ最後の本作はヒューマンドラマ系ストーリー。元小結の岩竜こと大迫は妻と二人でちゃんこ屋を営んでいるが、客も少なく銀次郎の借金返済もままならぬ状態であった。そんな大迫はふとした縁から出身大学の相撲部顧問になり、Bクラスに甘んじる古巣の相撲部を鍛え直していた。そんな中、大学相撲部時代の先輩である柿本がモンゴル人力士を斡旋すると言い出すが…。

押谷かおり演じる元力士の妻が余りにも献身的過ぎて観てられない。そして、勝矢や伊藤えん魔演じる元力士達も、その体格といい声といい良く似あっており、キャスティングの妙が光る。銀ちゃん一流の金融屋らしいキリ取りテクニックは炸裂しないのだが、最後はもちろんハッピーエンドで終わる。ただし、エンディングを観る限りでは相撲部の試合結果はハッピーとはいかなかったようだ。(SS)


製作: 2007年 日本 77分
監督: 萩庭貞明 / Sadaaki HAGINIWA
出演: 竹内力 / Riki TAKEUCHI, 西興一朗 / Koichiro NISHI, 岩崎ひろみ / Hiromi IWASAKI, 結城哲也 / Tetsuya YUKI, 天田益男 / Masuo AMADA, 宇野ポテト / Potato UNO, 井上茂 / Shigeru INOUE, 勝矢 / Katsuya, 押谷かおり / Kaori OSHITANI, 伊藤えん魔 / Enma ITO, 大河内浩 / Hiroshi OHKOUCHI, 大木こだま / Kodama OKI, 井上晴美 / Harumi INOUE, 木之元亮 / Ryo KINOMOTO, 山之内幸夫 / Yukio YAMANOUCHI
ジャンル: ドラマ
鑑賞方法: DVD

追伸: 長く続いたミナミの帝王もこれで終わりである。さすがに60作もレビューすると疲れるが、細かい出演者や名言、トリビア的なことも含めてもう少し掘り下げ、行く行くは本ブログから独立させたいと思っている。

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