Search This Blog

Thursday, April 19, 2012

007 #21 カジノ・ロワイヤル / 007 #21 Casino Royle

★★★★☆

ダニエル・クレイグを6代目ジェームス・ボンドに据えた第1作目は007シリーズ通算21作目。本作では若き日のジェームス・ボンドが"00 (ダブルオー)"に昇格してからの活躍を描く。敵に撒かれたり、尾行してたつもりが背後を突かれたりとまだまだ青二才のボンドだが、前作までのピアース・ブロスナンや名優達が演じる過去の007とは一転して肉体派・胸毛無し・生傷だらけのボンドをダニエル・クレイグがしっかりと演じている。このダニエル・クレイグって男。最初はイマイチと思ったが見始めると結構格好良く見えてくる。

ボンドガールはフランス人顔のエヴァ・グリーン。作中で目回りメークが薄い彼女が映るシーンがあるが、個人的には濃いメークアップよりもそっちの顔の方が好き。ちなみに彼女は本当にフランス人だが、フランス語訛りを感じさせない英語が美しく、作中初登場のシーンにてボンドとの会話は本作でも秀逸のシーン。同じ会話でもタランティーノ作品のムダ話とは品が違う。ってか、あれはあれで大好きなんだけど。

ダブルオーになった後の初のミッションで見せるアクションの連続は圧巻。青い目のダニエル・クレイグには過去のジェームス・ボンドには無かった強靭で美しい肉体がある。もちろんアクションだけではなく、しっとりさせるシーンや、ニヤリとさせるジョークも小気味良く織り交ぜられた秀逸な作品。最後のセリフは無理矢理ぶっ込んだ感が否めないが、まぁお約束というところで。(SS)


製作: 2006年 イギリス 144分
監督:  マーティン・キャンベル / Martin CAMPBEL
製作: カラム・マクドゥガル / Callum McDOUGALL
出演: ダニエル・クレイグ / Daniel CRAIG, エヴァ・グリーン / Eva GREEN, ジュディ・デンチ / Judi DENCH, ジェフリー・ライト / Jeffrey WRIGHT
ジャンル: アクション, スパイ, サスペンス, 007
鑑賞方法: DVD, ブルーレイ


 

No comments:

Post a Comment