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Thursday, June 21, 2012

パルプ・フィクション / Pulp Fiction



タランティーノの名を世に知らしめた出世作とも言える本作は、1994年のパルム・ドールおよびアカデミー賞脚本賞受賞作品。レストランで強盗を企てようとしているカップル。盗まれたトランクを取り返しに来たマフィアのヴィンセントとジュールスの2人。そのギャングのボスの女と一晩付き合う羽目になったヴィンセント。八百長試合に巻き込まれたボクサーのブッチ。それぞれが交錯しながらエンディングに向けて収束していく。ストーリーは各々関連があるが作中では時系列に流れておらず、おやっ?と思うところがあるが、大きな違和感はない。

私がタランティーノ作品で一番好きなのは無駄話。ストーリーに関係のない、もはやアドリブか?と思える無駄話が最高だ。サミュエル・L・ジャクソンなどセリフを覚えるのが大変だったと思える程の、全編に散らばる長い意味の無い無駄話が最高に面白い。出演者が豪華で全員が主役級の仕事を見せるが、本作でのファーストクラスはジョン・トラボルタかと思う。

良質な脚本とそれを最高の映像として纏めあげたタランティーノの才能が結実した本作は、それまで存在したどの映画とも違う完全無欠の最高作品。(SS)


製作: 1994年 アメリカ 154分
監督: クエンティン・タランティーノ / Quentin TARANTINO
製作: ジョン・トラボルタ / John TRAVOLTA, サミュエル・L・ジャクソン / Samuel L JACKSON, ティム・ロス / TIm ROTH, ユマ・サーマン / Uma THURMAN, ハーベイ・カイテル / Harvey KEITEL, ブルース・ウィルス / Bruce WILLIS
出演: 
ジャンル: クライム, ドラマ
鑑賞方法: DVD


 

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