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Saturday, January 26, 2013

難波金融伝ミナミの帝王 #53 破産の葬列 / The King of Minami #53



2005年一発目のシリーズ第53作目。舎弟の真にヤーさんの沢木組長と広瀬はんは変わらずだが、本作から探偵として岩崎ひろみ演じる美咲が登場。美咲が最後のシリーズ最後の探偵ということで、歴代の探偵を振り返っておきたい。記載は出演順(のはず)。
・竹内みどり - 矢吹麻子。唯一銀次郎と濡れ場を演じた。
・未來貴子 - 桃子。
・可愛かずみ - よしこ。
・いしのようこ - 坂井涼子。矢吹探偵事務所所員で麻子の助手。
・キョウヘイ - 中山太吾朗。唯一の男探偵助手。
・坂上香織 - なつみ。麻子の助手。
・川島なお美 - 速水翔子。
・岩崎ひろみ - 美咲。
ということで、美咲はこれまでの探偵には無いスクータースタイルで調査に奔走している。Mr. オクレがシリーズ第9作目の『破産 − 乗っ取り』以来の出演。と言ってもほんの数秒の出演の足軽級端役。また、新藤栄作も第25作目『消えない傷跡』に引続き悪党役で出演している。悪役で出演経験したことのある俳優さんが再出演する場合は、大体が再度悪役で出演するようだ。

今回はのテーマは『自己破産』。葬儀屋を営む父親を亡くした息子の仲田は、晩年の父親が銀次郎から借りていた1000万もの借金も同時に遺産相続することになった。その借金を返済するため葬儀屋を継いだ仲田だが、妻の父は昔、銀次郎に借金をしており、それが原因の一つで不慮の事故死を遂げていた。そんな過去の因縁に後ろめたさを感じていた舎弟の真は何かにつけて仲田の葬儀屋を手伝うのだが、銀次郎の債務とは別で2000万もの借金があることが分かった仲田は自己破産を斡旋する『破産屋』の元を訪れる…。

『自己破産』絡みのストーリーは過去にも幾つか取り上げられており、シリーズ第28作目の『金融屋殺し』では悪党が用いた手法であり、第41作目『闇の裁き』では銀次郎が悪党をカタに嵌めるために用いたキリ取りテクニックだ。今回は『自己破産』をするために返す気も無い借金を債務者にさせていた破産屋に対して、『免責不許可事由』を切り札に、銀次郎一流のキリ取りで魅せる。葬儀屋稼業の紹介や業界の裏話がちょくちょく出ているが、葬儀屋に対する差別的発言もあったりとして、観ていて気持ちの良いものでは無い。銀次郎の愛車は黒のブラバスSL『なにわ310な77-77』。(SS)


製作: 2005年 日本 86分
監督: 萩庭貞明 / Sadaaki HAGINIWA
出演: 竹内力 / Riki TAKEUCHI, 桐谷健太 / Kenta KIRITANI, 岩崎ひろみ / Hiromi IWASAKI, 結城哲也 / Tetsuya YUKI, 天田益男 / Masuo AMADA, 宇野ポテト / Potato UNO, 井上茂 / Shigeru INOUE, 西山浩司, 牛尾田恭代 (潮田恭代) / Yasuyo USHIODA, 新藤栄作 / Eisaku SHINDO, 大西結花 / Yuka ONISHI, 太平シロー / Shiro TAIHEI, Mr.オクレ / Mr. Okure, 佐々木勝彦 / Katsuhiko SASAKI
ジャンル: ドラマ
鑑賞方法: DVD

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